人間ってみんな孤独な生き物

渡辺大知31歳が演じる“風俗嬢に恋する客”「自分がやらなくちゃ」と思った理由
(画像=『女子SPA!』より引用)

©「ロマンス暴風域」製作委員会・MBS

──最近は性風俗がいろんなかたちでトピックになっていますが、この物語では性風俗が大きな役割を果たしますよね。

渡辺:本来僕は、人間ってみんな孤独な生き物だと思うんです。みんな孤独な部分を持ち合わせていて、それを誰かと共有するために生きているんじゃないか。僕は普段は寂しいって言葉を言わないですけど、「私も寂しい」と言い合える人がいる状況があるのは人間として健康な気がします。今回、風俗が物語のキーですが、孤独を埋め合わせたい気持ちの具現化みたいな場所として登場すると思っていて、この作品にすごく合ってると思ってます。刺激的でセンシティブな部分は多いですが、その裏に潜んでいる人間ドラマを覗き見してもらえたらうれしいですね。

──役者デビュー時はさんざん童貞でいじられたのが、随分遠いところまで辿り着きましたね。

渡辺:ですよね。なんなら今回、めちゃくちゃキスシーンありますからね(笑)。

──『色即ぜねれいしょん』の撮影ではキスシーンで逃げたと聞いています。

渡辺:よくご存じですね。あれが人生初のキスで、人の顔がそこまで近づくことがなくて、キスをスーッて避けちゃって……。これは一回気持ちをつくんないとダメだと思って走りにいったんです。決して逃げたわけではないんですけど、お相手の方には失礼なことをしてしまいました。本当に人生ってどうなるのか想像つかないものですね。

自分の根っこには、やっぱり音楽がある

渡辺大知31歳が演じる“風俗嬢に恋する客”「自分がやらなくちゃ」と思った理由
(画像=『女子SPA!』より引用)

──今後の活動も俳優業がメインになりますか?

渡辺:正直、音楽はやめなければいいと思っていて、今バンドは休止中ですけど、家で一人、曲を作ったりはしています。作りたい歌を作って、聞かせたい人に聞かせる。音楽ってそもそもそれでいいんじゃないかと思うんです。自分の根っこに音楽があることは消えないですし、監督したい脚本も3つほど書いています。そうやって自分がやりたい表現を続けていくためにも、今は仕事として役者をがんばっていきたいですね。

【Daichi Watanabe】 ’90年、兵庫県生まれ。高校在学中に黒猫チェルシーを結成、’10年にメジャーデビュー(’18年に活動休止)。俳優としては’09年に『色即ぜねれいしょん』でデビュー。’21年、『イタイケに恋して』で地上波連続ドラマ初主演を務めた。映画監督としても活躍中

取材・文/村山章 撮影/杉原洋平 ヘア&メイク/佐鳥麻子 スタイリング/Shinya Tokita 衣装/シャツ2万900円(ユハ)、その他スタイリスト私物

提供・女子SPA!



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