黒いトンボを見たことがありますか?黒い羽をちょうちょのようにひらひらさせて飛びます。「神様トンボ」とも呼ばれるこのトンボは神様の使いで縁起がいいと言われています。その名前の由来は何でしょうか。トンボのスピリチュアル的な意味も調べてみました。
黒いトンボ・ハグロトンボが神様トンボという名前で呼ばれている由来は?
ハグロトンボは珍しい真っ黒な羽を持つ幸運なトンボ
トンボといえば赤とんぼ、正式にはアキアカネと言います。子どもたちが虫取りで喜ぶオニヤンマやギンヤンマはよく見かけます。トンボにはそれ以外にもたくさん種類があります。珍しいのが黒いトンボ。見たら一瞬「え?黒い?」と驚くかもしれませんが、実は水のきれいなところに現れる知る人ぞ知る人気のトンボです。
黒いトンボはハグロトンボ(羽黒蜻蛉)という名前です。黒い羽だからという説と「お歯黒」と同じ黒い色だからという説と二つあります。「お歯黒」は昔結婚した女の人が歯を染めていた習慣です。このトンボはカワトンボと呼ばれるものの仲間で、「オハグロトンボ」「神様トンボ」などとも呼ばれています。
真っ黒な羽からあまり縁起が良くないと思われるかもしれません。同じように黒猫などもそうです。でも実は黒猫は幸運の前触れなのです。日本では福猫と呼ばれていましたし、西洋のある国では「黒い動物を見ると良いことがある」とも言われます。だからカラスなどもラッキーな縁起の良い生き物です。
黒いトンボが神様トンボという名前で呼ばれる由来その1
黒いトンボは神様の使いとして、昔から地域で大事にされているようです。その由来の説はいくつかあります。まず黒い羽のハグロトンボはお盆の時期によく見かけるため、「ご先祖様の魂がトンボとして帰ってきた」と言われてきたという説です。赤とんぼは「ご先祖様を送り迎えする使い」と言われ、区別されていました。
日本にはトンボが多く、田んぼの近くにいて稲の害虫を食べてくれる田んぼの守り神でした。ハグロトンボは「田の神様の化身」つまり「神様トンボ」とも呼ばれて大事にされました。黒いトンボに限らず、トンボを取っていじめると火事になるという言い伝えがある地方もあります。
黒いトンボが神様トンボという名前で呼ばれる由来その2
次にこの黒いトンボは葉っぱなどにとまるとき、黒い羽を閉じてとまります。そしてその羽を閉じたり開いたりするその姿が人が手を合わせて神様に祈る姿に似ているというものです。合掌する姿を想像させたのでしょう。そんなところから、「神様トンボ」という名前がついたとも言われています。
もう一つ、黒いトンボはその黒い羽をひらひらとさせ、ちょうちょのようにゆっくり飛ぶため、子どもでも捕まえやすい特徴があります。簡単に捕まえて命を奪う、つまり殺生をやめさせるため、大人が「神様トンボ」と呼んで大切にしたという説です。どの由来からでも人々が黒いトンボを大事に見守ってきたことが伝わります。
そもそもトンボ自体が縁起の良い生き物だといわれている理由は?
トンボの別名は縁起の良い「勝ち虫」!
トンボは遠目が効いて、動くものを素早く見つけます。そして薄い羽を自由自在に動かして獲物を捕まえることができます。時速70kmものスピードで飛び、急旋回や宙返りもお手の物。「トンボ返り」という言葉もそこから生まれた言葉です。飛ぶ姿はカッコイイですね。
またトンボは飛ぶときに「カチカチ」という音を立て、前に向かってしか飛びません。害虫を攻撃し後退しないことから、怖れを知らない「勝ち虫」という別名で、とりわけ戦の世界では好まれてきたのです。「不退転の決意」とよく言います。決して退却しない決心という意味です。その気持ちをトンボに託してきたのでしょう。
縁起が良いと武士に大切にされて、兜やよろい、刀などの飾りによく使われました。着物や手ぬぐいなどの模様にもトンボの姿が描かれてきました。日本では昔からトンボのことを「秋津」と呼び、日本の国のことを「秋津島」と呼んでいました。多くの人に親しまれた昆虫なのです。
スピリチュアルな世界ではトンボは幸運のシンボル
風水ではトンボはとても良い運気を持っていて、新しい出会いがあると言われています。トンボを見かけたら、それは恋愛運を呼び寄せる幸運のシンボルと言えるでしょう。またトンボの夢を見ると、何かうれしいことが起こる暗示だそうです。忘れないでしっかり覚えておきたい夢ですね。
また恋愛運だけでなく、成功や出世、金運にもつながります。前だけに進むトンボは前向きに生きる姿の象徴です。田んぼでよく見かけるトンボは害虫を食べてくれることから、豊作を助けてくれる存在でした。豊かな実りはすなわち豊かな生活。金運アップという幸運も呼んでくれるとうれしいですね。
トンボが縁起が良い生き物ということを受けて、モチーフにした装飾品などもたくさんあります。ブローチやペンダントトップ。のれんや手ぬぐい、切手などにも見かけます。ドラマ「陸王」に登場したこはぜ屋さんのトレードマークはトンボでした。マラソンの勝負運を呼び込むという気持ちが込められていたのでしょう。
トンボからのスピリチュアルなメッセージ
トンボは水中で生まれて、成虫になると空を飛びます。そういうところからスピリチュアルな世界では「大きな変化」という意味を持っています。トンボを見た時に何か困難にぶつかっているとしたら、それは「いつかきっと乗り越えられる」というトンボからのメッセージ。前向きな気持ちで進んでいきましょう。
黒いトンボが神様トンボという名前を持つ由来のところでもあげたように、それもまた大切な意味があります。ご先祖様がいてこその今の自分。両親、祖父母、もっと前の顔を知らないご先祖さまたちに思いを寄せ、「感謝」という気持ちを持つことです。それがあなたを助けてくれるかもしれません。
西洋ではトンボは縁起が良くない!
日本では愛されているトンボですが、西洋では嫌われているようです。英語ではトンボのことを「ドラゴンフライ」という名前で呼びます。ドラゴンは悪魔の象徴とされる恐ろしい怪獣で、トンボは悪魔のような昆虫、世の中に災いをもたらすとされています。「神様トンボ」とは正反対です。
トンボの姿も日本では国の形に似ていると言われていますが、西洋では針、しかも魔女の針と見えるようです。子どもが嘘をつくと、トンボの尾の針で縫い付けてしまうというような言い伝えもあります。西洋の子どもにとってはトンボは怖い存在ですね。国が違うとこんなにもトンボへの思いや扱いが違うのは興味深いものです。
トンボの他にも縁起が良いといわれる生き物がいくつかあります。ふくろうもその一つ。「不苦労」と漢字を当てて苦労知らずと言われます。
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黒いトンボ・ハグロトンボの生態は?
水辺にいる黒い羽の神様
黒いトンボ・ハグロトンボはカワトンボの仲間で57cm~68cmぐらいの大きさです。雄は真っ黒な羽と胴体に緑の光沢があります。雌は胴体も真っ黒です。本州・四国・九州・屋久島に分布するので北海道では見かけないのかもしれません。緩やかな流れの水辺にいます。産卵のときは水中にもぐって茎などに卵を産みます。
各地でいろいろな名前で呼ばれてきたようです。「神様トンボ」「アネサントンボ」「ゴクラクトンボ」「ホトケトンボ」など。どれも身近な存在として由来があります。完全に大人の身体になるまで、草地などの日陰で黒い羽を閉じて休む習性があります。「神様が休んでおられる。」と昔の人は言ったのかもしれません。
スピリチュアルな美しさを持つ黒いトンボ
黒いトンボの成虫は5~10月まで見られます。特に多くなるのは8月頃。他のトンボのようにホバリングせず、ひらひらとまるでちょうちょのように飛ぶところが特徴です。その時「パタタ」という音を立てます。黒い羽をひらひらさせて、群れを成して飛んでいる姿を見た人はそのスピリチュアルな美しさに感動するそうです。
秋はトンボの出会い、結婚、産卵のシーズンです。空中で飛んでいるときに出会ったトンボの結婚はハート型を作ります。雄は雌の首をお尻で捕まえます。そして雌はお尻を雄の胸にあてがって仲良く子孫を残すのです。言葉で書くと長いですが、ほんの短い時間、しかも飛びながらまるでアクロバットのように行われます。
小さな昆虫などを捕まえて飛び、かつてはどこにでも見られた黒いトンボだったようですが、だんだんと個体数が減っています。河川の工事や水質が悪くなったことが原因と言われています。東京では絶滅危惧Ⅰ類に入っているので、見つけることは珍しいかもしれません。見かけたらぜひその姿を観察しておきましょう。