9.高山稲荷神社(青森)
日本海に面する青森県つがる市にある高山稲荷神社。丁寧に手入れされた日本庭園の中を、カーブを描くように朱色の鳥居が連なる参道が続きます。高山稲荷神社は五穀豊穣などの神様が祀られているので、鳥居のほとんどは地元の人々が奉納しています。現在では200本を超える鳥居があり、まるで龍のように曲がりながら連なる姿は圧巻です。
鳥居のトンネルを歩きながら、周囲の美しい庭園の風景もぜひ一緒に楽しんで。池に朱色の鳥居や青い空が映り込む様もまた美しい風景です。
10.山寺(山形)
山形市にある天台宗の寺院「立石寺(りっしゃくじ)」は、通称「山寺」として親しまれている、山形を代表する寺院です。一度は耳にしたことがあるでしょう、俳人「松尾芭蕉」が詠んだ「閑さや岩にしみ入る蝉の声」は、まさにこの地で詠んだ句。悪縁を絶ち切り良縁を結ぶパワースポットとして人気です。
山寺を象徴する小さな赤いお堂は「納経堂」と言い、書写の法華経を奉納する場所です。山寺は奥の院までは1,000段もの階段をのぼる必要があり、納経堂があるのは900段ぐらいの場所になります。
11.秋保ワイナリー(宮城)
宮城の豊かな食を最大限に活かすワインづくりを目指し、2015年12月にオープンした仙台初のワイン醸造所。秋保温泉街近くを通る県道沿いの高台に位置しているため、仙台からのアクセスも良く、温泉のついでに気軽に立ち寄れるのもポイントです。
施設内には醸造所の他、カフェや、ショップなども完備。何より、どこまでも続く葡萄畑の風景は、温泉街の一角とは思えない異国情緒を感じるでしょう。バーベキューを含む植樹や試飲などの体験アクティビテイも可能です。
12.七日町通り(福島)
JR七日町駅から中心である大町四つ角へとつづく約750mの通りで、毎月7の日に市が立ったことから「七日町通り」と名付けられました。道の両側には歴史的建造物が並び、大正ロマン漂うレトロな雰囲気はブラリと歩くだけでも心踊ります。
建物は現在、カフェ、酒蔵、和雑貨、工芸品店などのお店として利用されていますので、立ち寄りながら街歩きを楽しんでみては?
13.最上川舟下り 義経ロマン観光(山形)
四季折々の自然が美しい最上川。景観を楽しみながら舟で川を下れば、きっと素敵な思い出になることでしょう。途中、縁結びのパワースポットとして人気の「仙人堂」に立ち寄るのも嬉しいポイント。グルメパックにすれば、船上でおいしい郷土料理をいただきながら舟下りを楽しむことができます。のどかな風景とともに船頭さんが歌う舟歌がまた情緒があります。
14.秋田県立美術館(秋田)
千秋公園の向かいに平成25年(2013年)に開館。建築家・安藤忠雄氏による設計で、支柱のない螺旋階段や、三角形の吹き抜け空間になっているエントランスホールなど、建物自体も大きな見どころです。館内では、平野政吉美術財団の藤田嗣治作品を中心に展示。カフェもあり、美しい景色を見ながら上質なスイーツやドリンクを楽しめます。
15.さざえ堂(福島)
正式名称を「円通三匝堂(えんつうさんそうどう)」といい、寛政8年(1796年)に福島県会津若松市の飯盛山に建立された、高さ16.5mの六角三層のお堂です。外観がさざえに似ていることから「さざえ堂」と呼ばれるようになりました。
二重らせん構造の特殊なつくりで、お堂のなかは階段でなくスロープ状。上りと下りが別の通路となっており参拝者がすれ違うことなくお参りできる珍しい構造から、平成8年(1996年)に国の重要文化財に指定されました。海外に二重らせん階段の建築物はありますが、スロープ状の建物は世界にただひとつ、この「さざえ堂」だけです。
16.鶴の舞橋(青森)
女優・吉永小百合さんが出演する、JR東日本・大人の休日倶楽部のCMで紹介された「鶴の舞橋」。津軽富士とも称される岩木山を借景にのぞむ鶴の舞橋は、古き良き日本を思い起こさせる懐かしの風景です。樹齢150年以上の青森ヒバを用いた橋は長さ300メートルにおよび、木造の三連太鼓橋では日本一の長さを誇ります。
晴天の日には津軽富士と称される岩木山が湖面に映り込み、思わずため息が漏れてしまう程の絶景と出会うことができますよ。