体幹を鍛えるポーズとして有名な「板のポーズ」。 ヨガのクラスにもよく登場するポーズの一つですが、苦手という人が多いようです。

ここではいますぐ試したくなる板のポーズ6のつの効果と、効果をグッと高めてくれる正しいやり方について徹底解説したいと思います。

ヨガの板のポーズとは?

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用1.jpg)

日本語名の「板のポーズ」 とは、英語の「プランクポーズ(プランク=板)」から名付けられています。

サンスクリット語では「パラカーサナ」、または「クンバカアーサナ」と呼ばれます。

見た目は地味なポーズですが、やってみるとなかなかハードで、手が痛くなる、肩が痛くなる、キープするのがきついなど、さまざまな理由で苦手という人が多いポーズの一つです。

しかし、このポーズはよく見ていただければわかる通り、真っ直ぐに立っている時とさほど違いのない形であり、ポーズをとってみてあちこちに違和感や痛みを感じる場合は、普段の姿勢や体の使い方に問題があるというアラートの役割も担ってくれる優秀ポーズなのです。

板のポーズが難しい、上手にできないのはなぜ?

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

例えば、板のポーズで手首が痛くなる人は、お腹の力が全て抜けていて、手首や手のひらだけで全体重を支えようとしていることがほとんど。

お腹の力を抜いてこのポーズを取ってしまうと、全体重が手首にかかるので手首が痛くなって当然です。

そして、日頃からお腹の力を抜いて立っていることの表れでもあり、それは日頃から足首や膝、股関節に負担をかけているサインとも言えます。

肩が痛くなる人は、肩の真下に手が来ていない、首や肩に無駄な力が入っている、そもそも肩が巻き肩(内側に入っている)傾向である、といったことが原因であることが多いです。

つまり、日頃から肩こりや首こり、呼吸の浅ささに悩まされている可能性が高いでしょう。

そして、キープするのがきついという人もおそらく腰が反っているか、お腹の力が完全に抜けているか、足裏の力が抜けているサインで、これも日頃からそのような姿勢をしている可能性が高いと言えます。

板のポーズを取る前に、まずはタダアーサナ(山のポーズ、ただ真っ直ぐ立つだけの姿勢)をしっかり練習してみましょう。

タダアーサナでチェックすべきポイントは、「お腹を引き締めている」「肩が下がってリラックスしていて首が伸びている」「腰が反っていない」「足裏でしっかり床を押している」ということです。

さらに、そのまま両手を肩の高さまで「前ならえ」をして、手首を90度顔側に曲げ、目の前にある壁を押してみてください。

手のひらは壁に押し返されるようにすると、肩が前にも後ろにも行かず、正しい場所でまるで「カチッと」肩関節にハマるように安定します。

この状態で苦しさや痛みを感じなければ、同じような要領で板のポーズを取れるはずです。