最近、疲れていませんか?
睡眠時間も確保しているつもりなのに、なかなか疲れがとれなくて困っているなんていう方もいらっしゃることでしょう。
そんな時には、ヨガの「無空のポーズ」がオススメです。
誰でもできそうに見えて、実はとても奥が深いのが無空のポーズ。
正しいやり方で行えばとても効果的に疲れが取れるポーズですので、本記事では徹底的に解説していきます。
ヨガの無空のポーズとは?
「無空のポーズ」は、別名「屍のポーズ」とも呼ばれます。
サンスクリット語では「シャバアーサナ」。
シャバとは、日本語で「屍」という意味になります。
屍のように全ての力を抜いて仰向けに横たわることから、このような名前がつけられているそうです。
無空のポーズは一見とても簡単そうに見えるポーズなのですが、ヨガを極めれば極めるほどその奥深さが見えてくるという、底なしに奥深いポーズです。
本ポーズを極めようと思ったら、何年もヨガの修行が必要なわけですが、そこまで到達するのは普通の人はなかなかできません。
ですが、無空のポーズのほんの基本をおさえるだけでも、様々な効果が期待できます。
どんな効果が期待できるのか、気になりますよね。
では、次で解説していきましょう。
無空のポーズで得られる4つの効果
疲労回復
冒頭でもお伝えしました通り、無空のポーズで得られる効果は何といっても疲労回復です。
無空のポーズは仰向けの状態で横になるわけですが、この姿勢を取るだけで筋肉や内臓、神経を休めることができます。
また、目も軽く閉じますので目の疲れにも効果的です。
仰向けに横たわることで血液循環も良くなり、カラダ全体の疲労回復効果が期待できます。
無空のポーズを15分間行うだけで、2~3時間程度の睡眠に匹敵するくらいの疲労回復効果があるとも言われるくらいですから、忙しすぎて時間がないという方に特にオススメのポーズと言えるでしょう。
リラックス効果
無空のポーズでは、心も最高にリラックスできます。
無空のポーズを取る時、ヨガの先生はよく「全ての感情を解放させましょう」といった言い方をします。
悲しみや怒りや、悩み事や不安など、あなたの中にわだかまっている感情をいったん解放するのです。
悩み事や不安、心配事でいっぱいのままだと心はなかなかリラックスできません。
意識的に全ての感情を手放してしまうことで、心は休息させることができます。
心の疲労回復効果もあるということですね。
頭痛解消
悩みや不安を抱えていると、脳も疲れてしまいます。
脳の疲労がピークに達すると頭痛に悩まされたりして、ますます疲れてしまいますよね。
無空のポーズで全ての感情を手放してやることで、脳もリラックスできるというわけなんです。
脳が休まると、頭痛も緩和されます。
実際、無空のポーズを行うと片頭痛が緩和するという声は多く聞きます。
何より、私自身もそうした体験を何度もしましたので、片頭痛でお悩みの方にもオススメですよ。
睡眠の質の向上
無空のポーズを毎日行うなら、夜がオススメです。
1日の終わりに、ベッドの上で行うと良いでしょう。
無空のポーズを行いながら、そのまま眠ってしまってもOKです。
ものすごくリラックスして眠ることができますので、夢も見ずに朝までぐっすりと眠れます。
良い睡眠が取れないという方は、ぜひ行ってみてください。
→ストレス不眠でもぐっすり眠れるヨガポーズ3選!寝る前のヨガ習慣で睡眠不足を解消しよう
無空のポーズの正しいやり方
前準備の運動をしよう
いきなり無空のポーズを行うと、カラダにどうしても力が入ってしまい、なかなかリラックスして横たわることができません。
ですから、少しカラダをほぐしてから、無空のポーズを行ってみましょう。
昼間に行ってもいいですし、夜寝る前にベッドの上で行ってもいいでしょう。
それでは、前準備の運動を一緒に行ってみましょう。
前準備の運動のやり方
- 仰向けに横たわる。
- 足の裏を合わせて、仰向けのまま合せきのポーズを取る。
- そのまま深く息を吐きながら30秒間キープする。
- ポイント
- 無理に足を広げようとせず、足の重みで自然にひざが下がるのに任せて全身の力を抜くこと。
- 両ひざをかかえて、胎児のポーズを取る。息を深く吐きながら1分間キープ。
- 両足を上にあげる。深く息を吐きながら、そのまま1分間ほどキープ。ひざは無理に伸ばさなくても良い。
- ポイント
- 心臓より上に足を上げることで足のむくみが取れるので、足が疲れた時には長めに時間を取ると良い。
- 両足をおろして、①に戻る。
いよいよ無空のポーズ
前準備が終わったら、いよいよ無空のポーズを行いましょう。
前準備から続けて行ってもOKです。
寝る前にベッドの上で行う場合は、無空のポーズの後にそのまま眠ってしまいましょう。
いよいよ無空のポーズ
前準備が終わったら、いよいよ無空のポーズを行いましょう。
前準備から続けて行ってもOKです。
寝る前にベッドの上で行う場合は、無空のポーズの後にそのまま眠ってしまいましょう。
無空のポーズのやり方
- 仰向けに寝る。
- 脚は腰幅より少し広く開き、腕はカラダの両側に置く。手のひらは上に向ける。
- 目を軽く閉じて、深く息を吐き、カラダから全ての力を抜く。
- 全身の力をすっかり完全に抜いてしまい、リラックスをする。
- 5~10分間、この状態のままでいる。