夫婦+子どもがいる家庭で注意すること

子どもが増えたり成長したりするにつれて、食費も増します。だからと言ってエンゲル係数を無視して食費の割合を増やしてしまうと、学費のための貯蓄が減るなど他の項目に支障が出るかもしれません。

安易に食費を増やすのではなく、どんな状況でもエンゲル係数20%を意識して、削減できる項目はないかチェックしながら家計のやりくりをするのがおすすめです。

食費の節約方法とは?

最後に、食費の節約方法について見ていきましょう。

毎日買い物しない!まとめ買いする

新鮮な食材を購入するために毎日買い物に行くことは良いのですが「安い」という理由で、本来買う予定ではなかったものまで購入する可能性があります。無駄遣いが少しずつ積み重なれば大きな金額になるため、できるだけまとめ買いして、支出を減らしましょう。

家計に外食費を設ける

シンプルに食事をするだけなら、安く抑えられることもあるかもしれません。しかし「追加でもう1品頼む」、「お酒を飲む」ということが続けば、自炊の方が支出を抑えられる可能性が高いです。

節約したいのであれば、外食を控えめにしつつ、家計に外食費を設けておくと管理しやすいでしょう。外食費を設けることで、外食に使える金額が明確になり使い過ぎを防ぐ効果が期待できるからです。

ポイントを上手く活用する

近頃は、電子マネーやクレジットカード決済によってポイントを受け取れます。たとえポイントが数円や数十円であっても、コツコツ積み立てることで次の買い物に活かせるでしょう。

ただし、便利だからといって、さまざまなクレジットカードやポイントカードを作りすぎると管理が大変です。自分に合ったポイントなのかを精査して、数種類にまとめておきましょう。

管理することで食費は抑えられる

エンゲル係数を算出して管理することで、食費の節約はしやすくなります。家計の管理が難しいと感じている方は、まず家計全体の把握をしてみると良いでしょう。項目を細かく分けて、予算配分していくことで、お金の管理がしやすくなるはずです。食費の節約方法を参考に、適正な食費額を意識してみてください。

文・山村望愛(ファイナンシャルプランナー)

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