筑波メディカルセンター病院が、筑波大学ADP(アート・デザインプロデュース)の学生チーム「パプリカ」、特定非営利活動法人「チア・アート」と協働し企画改修を行った緩和ケア病棟の家族控室が完成し、7月1日(金)より運用を開始している。
筑波メディカルセンター病院緩和ケア病棟
筑波メディカルセンター病院では、1999年に茨城県地域がんセンターを開設。2000年には茨城県内初となる緩和ケア病棟が誕生し、年間300名近い患者が入院している。重い病を抱える患者や家族の様々なつらさを和らげ、より豊かな人生を送ることができるよう多様な職種でケアを行っている。
アート・デザインによる療養環境の改善
同院では、2007年より、筑波大学芸術系との協働でアート・デザインによる療養環境の改善に継続的に取り組み、展示や患者参加型のアートワークショップ、空間デザインなど、患者や家族、職員をエンパワメントする活動を実施している。
「パプリカ」は、“病院にいろどりを!”というテーマのもとに2007年に発足し、2008年より筑波メディカルセンター病院で活動を開始。院内の様々な空間デザインを手がけている。
「チア・アート」は、医療現場のリサーチや職員との対話のプロセスを通して、アートワークショップや空間のデザインを企画・運営し、院内の環境改善に取り組んでいる。
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