愛知県は、自然環境と都市機能のバランスが良く、田舎暮らし初心者さんにもおすすめの移住地です。この記事では、愛知県でとくにおすすめな市町村や支援制度のある自治体についてご紹介します。

愛知県で田舎暮らしをするならここ!おすすめの場所5選

愛知県で田舎暮らし!愛知県のメリットデメリットやおすすめの自治体について紹介
(画像=『移住支援.com』より引用)

日本の中部地方に位置する愛知県は、尾張地区、西三河地区、東三河地区と大きく3つに分類されます。
面積比は1:1:1ほどの割合ですが、人口比は尾張地区が7割をしめており、西三河地区が2割、東三河地区が1割です。尾張地区には、県庁所在地である名古屋市があり、商業施設なども豊富なため、人口数が多いのも頷けます。

愛知県に移住するには、まず「尾張」「西三河」「東三河」のどの地区が良いのかを決めると、スムーズに移住地が決まるかもしれません。
ここでは編集部がピックアップした愛知県のおすすめの移住地を5つご紹介します。

  • 刈谷市
  • 春日井市
  • 豊田市
  • 岡崎市
  • 安城市

エリアごとに、異なる特徴を持つ愛知県。
自然環境や、子育て世帯の住みやすいまち、交通環境に関してなど、さまざまな視点から解説していますので、ぜひ参考にしてください。
それでは各エリアの魅力に迫っていきましょう。

刈谷市

愛知県で田舎暮らし!愛知県のメリットデメリットやおすすめの自治体について紹介
(画像=『移住支援.com』より引用)

愛知県のほぼ中央、西三河地区にある刈谷市。刈谷駅北口にはトヨタグループの主要企業本社や飲食店も多くあるため、比較的にぎやかなまちです。
愛知県の県庁所在地である名古屋市まで電車で約10分という距離で、JRや名鉄、市内には無料バス「かりまる」が運行するなど、交通手段が整っているのが特徴的です。
刈谷市の北部や南部に行けば、田園風景が広がる場所も多くあるため、利便性の高い田舎暮らしができるでしょう。

刈谷市は子育て世帯が遊べる施設が豊富なのも特徴的です。
高速道路や一般道からもアクセス可能なレジャー施設「刈谷ハイウェイオアシス」には、天然温泉や噴水、メリーゴーランドやゴーカート、大型複合遊具のある「岩ヶ池公園」が併設されています。
ほかにも花と緑をテーマにした「フローラルガーデンよさみ」や、総合文化センター、美術館や図書館といった公共施設も充実しています。
刈谷市の田舎エリアに暮らして自然を感じながらも、週末は家族でさまざまなスポットにお出かけすることで満足度の高い生活ができるでしょう。

春日井市

愛知県で田舎暮らし!愛知県のメリットデメリットやおすすめの自治体について紹介
(画像=『移住支援.com』より引用)

愛知県の尾張地方にある春日井市は、中枢中核都市です。
大型のショッピングモールや飲食店も多数あるため、快適な暮らしができます。
一方で、春日井市の南部には庄内河が流れ、濃尾平野、尾張丘陵が広がっている穏やかな風景が広がるエリアも存在します。「日本の都市公園100選」に選ばれた落合公園や、「都市緑化植物園」などもあるため、都市空間と自然のバランスがちょうどよい移住地だといえます。

春日井市の西部にある「県営名古屋空港」から出る飛行機は、福岡・熊本・出雲・高知・新潟・山形・いわて花巻・青森の8つの都市へ運航しています。空港に加え、高速道路のインターにもアクセスしやすいため、愛知県以外へのレジャーや旅行に出かけるのも便利です。

春日井市は「田舎暮らしをしたいけど、休みの日はアクティブに動き回りたい!」といった方におすすめの移住地です。

豊田市

愛知県で田舎暮らし!愛知県のメリットデメリットやおすすめの自治体について紹介
(画像=『移住支援.com』より引用)

豊田市は、愛知県の西三河地区にあります。
愛知県内で最も広い面積を有しており、トヨタ自動車が本社を置いていることで知られています。人口数は名古屋市に次いで第2位です。
豊田市は、働き口がたくさんあるといった声が多く、就業だけでなく、起業をする人や、農業・林業を始める人が多数います。そのため、就労希望者に向けた支援室の設置や、起業する方を応援する支援制度も充実しています。農業や林業を未経験で始める方に対して、講習や研修を支援する制度も行なっています。
豊田市は「新たな地で、すべてを新しくスタートしたい!」と考えている移住希望者に適したまちです。

豊田市は、市域の約7割が山村地域とも言われ、自然環境も豊富です。
無人駅があるほどの田舎エリアも存在します。田舎エリアにはU・Iターンした方も多くいますよ。
山登りや川でのレジャー、キャンプなど、自然を満喫できる施設も多数あるため、子育て世帯の移住地としてもおすすめです。

豊田市の暮らしについてもっと知りたい方は、豊田市が発行しているPR冊子「ずっと住みたいまち、豊田市」をご覧ください。

岡崎市

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(画像=『移住支援.com』より引用)

愛知県のほぼ中央、西三河地区にある岡崎市は、江戸幕府をひらいた徳川家康の生誕地として有名なまちです。徳川家康にまつわる祭りが多数開催され、歴史ある街並みが今もなお残っています。
総合学習研究教育施設である「総合学習センター」や「教育相談センター」のほかに、大型ショッピングモールや、岡崎市図書館交流プラザ、無料の動物園「岡崎市東公園動物園」といった公共空間が多いことも魅力のひとつです。

岡崎市は、第三次医療施設の「岡崎市民病院」を有し、心肺停止や脳卒中など、命の危険に瀬している状況の患者さんを24時間体制で受け入れています。
また、17の鉄道駅があるため、東西どちらの方面へもアクセスがしやすいのもおすすめポイントです。

愛知県岡崎市についてもっと知りたい方は、岡崎市の「就職・移住PR動画」をチェックしてみてください。市役所の職員とお笑い芸人のアンダーポイントさんが分かりやすく、そしておもしろく解説しています。

安城市

愛知県で田舎暮らし!愛知県のメリットデメリットやおすすめの自治体について紹介
(画像=『移住支援.com』より引用)

安城市(あんじょうし)は、愛知県西三河地区にあるまちです。
安城市は上記で紹介した豊田市や刈谷市に隣接しており、自動車工業を中心とした機械工業が盛んな地域です。
その半面「日本のデンマーク」と呼ばれているほど、大規模な農業地帯を有しており、田園風景が広がるまちでもあります。農業は、米や大豆をはじめ、果樹や畜産など多分野にわたります。中でも有名なのが「イチジク」で、ワインやジャムに加工されて製品化されています。

また、安城市は願い事の聖地とされており、夏には「安城七夕祭り」が開催されます。「願いごとキャンドル」や「願いごとふうせん」といったイベントや、短冊がずらりと並ぶ「短冊ロード」が作られ、地元民はもちろん多くの観光客でにぎわいます。

愛知県での田舎暮らしのメリットデメリット

愛知県で田舎暮らし!愛知県のメリットデメリットやおすすめの自治体について紹介
(画像=『移住支援.com』より引用)

愛知県で快適な田舎暮らしをするためには、メリットのほかにデメリットについても把握しておかなければなりません。
デメリットも理解した上で移住すれば「こんなはずじゃなかった…」といった後悔が軽減されるでしょう。
それではまずメリットからご紹介します。

メリット

愛知県は、美味しいものが多いのが特徴的です。
「きしめん」や「天むす」、「名古屋コーチン」に「ひつまぶし」「ういろう」といった特産品も多くあります。愛知県ならではの食を満喫したいと思っている方にはぴったりな移住先ではないでしょうか。

愛知県で田舎暮らし!愛知県のメリットデメリットやおすすめの自治体について紹介
(画像=『移住支援.com』より引用)

また、もうひとつのメリットとしてあげられるのが、空港が2つあることです。
愛知県常滑市にある「中部国際空港セントレア」は、国際線も豊富です。

愛知県で田舎暮らし!愛知県のメリットデメリットやおすすめの自治体について紹介
(画像=『移住支援.com』より引用)

県営名古屋空港は九州地方や東北地方を中心に運航しています。国内や海外へのアクセスがしやすいため、旅好きな人にも適した移住先といえます。

デメリット

愛知県でのデメリットをあげるとしたら、「車社会のため、渋滞が激しい」ことや「運転が荒い」ことです。
名古屋市内へ通勤する方が多いため、通勤・通学時間は必然的に渋滞に巻き込まれる可能性が高くなります。また、「名古屋走り」という言葉もあるほど、運転が荒いまちとも言われています。
移住前には、ご自身の目で愛知県のまちなみをドライブするなどして確かめてみてくださいね。
また「目立った観光地が少ない」こともデメリットといえるでしょう。「なにもない田舎でのんびり生活したい」と移住しても、のちに物足りなさを感じてしまうケースがあるかもしれません。
自分が田舎暮らしならではの楽しみを追求できるのか、今一度考えてみてはいかがでしょうか。