大人の対人・コミュニケーションに使える心理学テク【リフレーミング】
リフレーミングは、相手とのコミュニケーション以前に、自分に自信を持つために使える心理学です。いくら相手の心をつかむコミュニケーションのスキルを得たところで、そもそも本人が自信がなくネガティブなマインドにあっては、大人同士の対等な良い対人関係を築くことはできなくなってしまいます。
ですので、自分を好きになって、『生きやすい自分』でいることも、大人に必要なスキルではないでしょうか?
リフレーミングってどういう心理学?自己肯定感UPの秘訣♪
リフレーミングとは、Re+Framing(再び+枠を組み直す)という意味の心理学用語です。フレームとは、枠とか額縁とか、骨組みという意味のフレームのこと。
これは今ある認識を再度組み直すことを意味します。極端な表現でリフレーミングを解説すると、今あなたがネガティブに捉え、自分の弱みだと思っていることを、リフレーミングによってポジティブな意味に認識を再構築し直すということです。
大人が対人で使える心理学・リフレーミングの効果とやり方とは?
たとえば…あなたが『自分はビビりで積極性がない…』とマイナスの意味で捉えていたとします。これ、『慎重で、一つひとつを大事に扱える人』とも言い換えれますよね?『飽き症だから続かない』と思っていたとしても、それは忍耐がないのではなく『好奇心が旺盛で、のめり込めるものにまだこれから出会うチャンスがある』というポジティブな意味でもありませんか?ネガティブの裏にあるポジティブなことに目を向けてみてください。
ポジティブに捉えるか、ネガティブに捉えるかはすべてあなた次第。ネガティブに思っていたことでも、裏を返せばポジティブな意味になることはたくさんあります。
たとえ『コミュニケーションが苦手』というネガティブな考えだったとしても、裏を返せばとても相手に配慮できる人(だから疲れて苦手に感じる)と言えるかもしれません。リフレーミングを用いて、ネガティブの裏のポジティブなイメージをつけてみましょう!
大人の対人・コミュニケーションに使える心理学テク【イエスセット話法】
イエスセット話法とは、相手にイエスを言わせやすくするという、営業マンがよく学ぶ心理学テクニックのひとつ。お願いしたことや、依頼したいこと、言い出しにくいこと…なんだけど、イエスって言って欲しい時ってありませんか?
あるいはビジネスシーンで、契約して欲しいんだけど、これまでの関係性にもよりますが、いきなり『契約して!』なんて、大の大人は言い出しにくいものですよね。そんな時有効なのがイエスセット話法という心理学。
大人が対人で使える心理学・イエスセット話法の効果とやり方とは?
これは実は、悪用厳禁な心理学テクニックでもあるんですが…人間って、イエスの回答が続くと、ノーが言い出しにくくなるんです。『〇〇ですね、はい。△△ですっけ?はい。✕✕なんですね?はい、そうなんです』って、やり取りの中で、イエスが続くと、次の質問にも、イエスと答えやすくなってしまうという心理学。
YESをもらえる質問をいくつか重ねた上で、本題の依頼をしてみると、相手も思わず『はい』と答えてしまうかも?!
シンプルに言うと、相手のイエスを引き出す会話術といたところでしょうか。ただ、これにも注意点があります。たとえば、イエスと答えるであろう質問の回数。何度も何度も質問をしてしまうと、もはやただの詰問になってしまいますし、またイエスを期待して質問したのに、思いの外、ネガティブな回答が返ってくることも…。
イエスとしか答えないであろう質問で、うまく誘導してみてください。(女性ですよね?などといった不自然極まりない質問はナシですよ!)
大人の対人・コミュニケーションに使える心理学テク【ネームコーリング効果】
お名前をうかがった…にもかかわらず、相手の名前を呼べない…恥ずかしい…なんて経験はありませんか?あるいは、相手から名前を呼んでもらえなくて、なんとなく心の距離を感じてしまって寂しい…とか。
2人きりの場合であれば、確かに名前を呼ぶ機会も少ないかもしれません。しかし、対人関係が苦手・人見知りという人にオススメなのが、このネームコーリングという心理学テクニックです。
大人が対人で使える心理学・ネームコーリングの効果とやり方とは?
人って面白いもので、会話中に名前を呼ばれるだけで、親近感がグッとあがる生き物なんですよ。コミュニケーションにおいて、相手との距離感を縮めるのってとても大事なことなのですが、『〇〇さん』と話している間に名前をサラッと入れ込むだけで、相手に受け入れてもらえている安心感を抱けてしまう不思議!
1人の人として認めてもらえている・受け入れられていると感じられるってだけで、今後の関係に影響してくるもので…。
大人の会話でよくある具体例を挙げると、ママ友・犬友などだと〇〇ちゃんママという呼び方になって、個人としてではなく、『〇〇ちゃんのママ』としての認識しかないようになってしまうと…主役は〇〇ちゃんで、その付属みたいになってしまいます。子供がいると、パパ・ママとしか呼ばなくなって悲しい…ってこともありますよね?
名前を呼んでもらえるって、無意識レベルで、人として認めてもらえている安心感を与える効果があるんですよ♪
このネームコーリングは、恋愛にも利用可能で、メッセージなんかでも相手の名前を意図的に使うことで、相手との距離を縮めることができちゃいます!
ただ『あ~おはよ~!』と言われるのと、『あ~〇〇さん!おはよ~!』と言われるのでは、全然印象が違いませんか?よそよそしさをなくし、仲を深めるためには相手の名前を呼ぶ、ただそれだけで心の壁をとっぱらいやすくなるものなんですね!