まさか夫まで…本心を知り愕然
自宅に戻ってからもそのショックを隠しきれず、悔しさや腹立たしさを孝雄さんにぶつけてしまった紀子さん。それを機に、些細なことで孝雄さんとの口論が絶えないようになってしまいました。
挙句の果てには、孝雄さんの口から「お義父さんなら、今からでももっと綺麗な仕事があるんじゃない?」という言葉が出てきました。紀子さんは、その言葉で父の職に対する夫の印象を初めて知り、衝撃を受けたそうです。
「まさか、親子そろってそんな風に見ていたと思っていなかったので、ショックを通り越して愕然としました」
心のどこかで「夫は分かってくれる」と信じていた紀子さんには、かなり重く響く言葉でした。
父親の店を手伝うようになる
義父や夫の一言がショックと共に忘れられない紀子さん。2人への見る目が大きく変わってしまった紀子さんは、義父との会話もどこかよそよそしくなり、あれだけ大恋愛だった夫との距離も日に日に遠ざかっているのだとか。
しかし、紀子さんは下を向いているだけではだめだと、その頃から実家のクリーニング店を手伝うようになりました。持ち前の明るい性格と、SNSを駆使した現代ならではの集客が功を奏したのか、経営は少しずつ上向きになっているそうです。
「夫と結婚する際に、すこし気まずくなっていた父との関係も徐々に良くなってきたんです」と、嬉しそうに話してくれました。
今では、クリーニング店経営について一緒に悩み、相談できることがとても嬉しいとのこと。