一人称で「自分」を使う人がいます。特にビジネスシーンではそのような男性を見かけることがあるのではないでしょうか。また、女性でも一人称「自分」の人は存在します。今回は一人称が「自分」の人に見られる特徴や心理についてご紹介します!
一人称が「自分」の人は周りにいる?
自分のことを表す際に使う言葉である一人称。
一般的な一人称として「私」「俺」などが挙げられます。
一方で「自分」を一人称として使う人がいます。
特に男性は「僕」「俺」と一人称の選択肢が多く、その中のひとつとして「自分」を使うケースも。
1割強の男性が「自分」を使っているのだとか。
英語では男女とも「I」とシンプルな反面、日本語では種類がたくさん。
過去に存在したものを含めれば「吾輩」「某」「拙者」など、さらに多くの一人称が存在します。
一人称は自分が自分をどう思うかを表し、個性がにじみ出るもの。
今回は一人称について考えていきましょう!
一人称で「自分」を使う人の特徴
一人称で「自分」を使う人はさまざまですが、ある程度のタイプに分けられます。
どんな特徴を持ったタイプがいるのか、チェックしましょう!
硬派
自らを「自分」と呼ぶのは、硬派なタイプである可能性があります。
真面目で上下関係を大切にする傾向が強いでしょう。
元々、自らを「自分」と呼ぶのは軍隊での風習と考える説も。
戦時中のドラマや映画などで「自分は○○であります!」と主張しているシーンを見たことがあるという方もいるでしょう。
そのようなイメージから「自分」を使う人に男らしく、硬派な印象を抱く人も。
逆に「頑固そう」「ちょっと不器用そう」といったイメージを抱くこともあるかもしれません。
体育会系
体育会系出身であるために「自分」と言う人もいます。
規律の厳しい体育会系の中では、年上の人に「俺」とは言いにくいもの。
また、強い自分を演出するために「僕」と言うのもはばかられます。
その中で「自分」という一人称を使うようになる体育会系の人が多いのでしょう。
確かに、体育会系出身の人で社会人になっても自らを「自分」と呼ぶ人はよくいますよね。
インタビューなどで、スポーツをしている人が「自分は…」と言う姿もテレビでよく見られます。
上下関係のはっきりしている集団の中では、一人称の使い方も影響を受けるのですね!
自信がある
一人称に「自分」を使う人の特徴として「自分に自信がある」ということも挙げられます。
硬派で力強いため、そのようなイメージを持たれることがしばしば。
しっかりと自己主張をする人も多く、ハキハキとした話し方をするという人もいます。
または体育会系でいつも堂々としているという人もいるでしょう。
もしくは、弱い人間と見られたくないために自信があるように振る舞っているケースもあります。
内気
「体育会系」「自分に自信がある」と反対のように思えますが、一人称が「自分」の人の中には内気な人も多くいます。
「自分」はビジネスシーンでは誰に対しても使える言葉です。
普段から「自分」で統一しておけば、目上の人の前でうっかり「俺」と言ってしまうこともありません。
波風を立てない無難な選択とも言えます。
また、他の一人称に対して下記のような心配をする人もいます。
- 「俺」は格好をつけているイメージ
- 「僕」は子供っぽいイメージ
- 「私」は丁寧すぎるかもしれない
そうした心配を持つ人にとって「自分」は無難で、妥当な印象を受けるのでしょう。
このような理由から「自分」と呼ぶ人は思慮深く、慎重な性格である可能性が高いと言えるでしょう。
フラットな立場でいたい
「僕」と言えば甘えているようなイメージを与えてしまう可能性があります。
しかし「俺」と言えば上から目線と思われかねません。
一方「自分」には、そのように上下関係を印象付けるニュアンスはありません。
上下関係が生まれにくく、好印象を抱かれることも。
力関係に配慮したいと考えている人は、そのような理由で意図的に「自分」を使うことがあります。
ビジネスシーンだけではなく、プライベートでも「自分」という人もいます。
対等でありたいと考える人は、恋人の前でも「自分」と言うことがあります。