基礎化粧品やメイクはしっかりやっていても、髪がボロボロ……ということ、ありませんか?
髪は第一印象の約8割を決めると言われており、どんなにメイクが完璧でも、髪がボロボロだと印象がいまいち、ということになりがちです。
決意から1年くらいの元井の髪の毛の変化
かつては私も、自分の髪が自分の背中に当たるだけで痛いくらいの汚髪でしたが、30代前半に美髪を目指すことを決断し、今では髪を褒めていただく機会が増えました。
今回は、そんな経験のある私だからこそお伝えできる、「傷んだ髪に、どうやって立ち向かっていくべきか」ということについて、個人的な事例を交えながら数回にわたってお届けしていきます。
補修は「ある程度、傷んでいないように見せられる」くらい
まず、前提として知っておいていただきたいことがあります。それは、「髪は死んだ細胞であり、再生しない」ということ。「補修」を目的としたトリートメント類はたくさんありますが、補修にも限界はあります。
私もかつてはアレコレやりました。良さそうなトリートメントを買ってきては試したり、通常の使用方法で満足できずに、メーカー推奨量以上の量を髪に塗り込み、なんとか浸透させようと長時間放置したり、サランラップを巻いたり、トリートメントの後にヘアパックなるものを過剰に使ったり、逆に、シンプルケアに目覚めていろいろとやめてみたり。
それぞれ、ある程度の効果はあったと思いますが、残念ながら、期待に見合うほどの劇的な変化を得られたことはありません。
「補修」に対する期待値は、「ある程度、傷んでいないように見せられる」、というくらいにしておいたほうがよいと私は思っています。髪の傷みに立ち向かう考え方としては、今生えている髪への対処と、これから生えてくる髪への対処の2つを同時進行させることが大切です。
今生えている髪については、上述のとおり限界があるので、できる限り良く見える状態にしつつ、これ以上のダメージを防ぎます。そして、これから生えてくる髪については、生えたての元気な状態をキープできるよう、ダメージを最小限に抑えながら伸ばしていきます。
自宅で365日、ヘアケアを続けても…
最近の元井の髪
この2軸を進めていく上で、私が最重要と考えているのが、美容師さんとの意思疎通です(美容室へ通っている場合)。毎日の自宅でのヘアケアも、それなりに大事ではありますが、美容院での薬剤を使った処置と比べると、インパクトが大きく違います。
仮に365日、自宅でプロレベルのヘアケアを続けたとしても、数ヶ月に1回行う美容院での薬剤処置(ブリーチやカラーリング、パーマ、縮毛矯正など)で、大きなダメージを負ってしまったら、髪の傷みは進行するばかりです。
まずは、担当の美容師さんと相談し、「デザイン重視」から「ダメージ予防、美髪見え重視」にしたい事を伝え、施術内容を合わせてもらうことが大事です。
今のダメージヘアをどうするか、ということと、これから生えてくる髪をどう育てていくか、ということについて、美容師さんと目的意識を揃え、できれば同じ美容室で長期的に取り組んでいきましょう。美容室を変えてしまうと、これまでの施術履歴を把握しきれないこともあり、なかなかうまく行かないケースもあるからです。
最近は美髪専門の美容師さんもいらっしゃるので、心機一転したい方は、検討してみてもいいかもしれませんね。