ワニのポーズで得られる5つの効果

(1)内臓のマッサージ

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

他のツイストポーズと同様、ワニのポーズは内臓をギュッとねじった状態で呼吸をするので、ツイストと呼吸の相乗効果で腹部の深部までマッサージすることができます。

腹部をマッサージすることは消化を促進させ、自律神経系の副交感神経を優位にし、排便を促す、それによって美肌効果やデトックス効果も得られます。

(2)自律神経系の調整

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

腹部の臓器と副交感神経は密接につながっていますが、背骨そのものは自律神経系が密集している場所なので、背骨からねじっていくことは自律神経系のバランスを整えることに役立ちます。

ポーズと呼吸を味わいながら背骨や背骨を支えている背中の筋肉がじんわりほぐれていくのを観察すると、ねじりを解いた時に、ふわっと背骨全体・背中全体が温かくなるのが感じられるはずです。

(3)背中の凝りや腰痛の解消

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

ワニのポーズで背骨・背中全体をねじりながら、より深い呼吸を行うと、凝りや腰痛の解消に繋がります。

ただねじるだけでなく、「腰骨やあばら骨」「骨を覆う筋肉や脂肪」が息を吸うときに内側から外側に押し出され、息を吐くときに元の場所に戻るような動きがあることを観察してみましょう。

呼吸に合わせて内臓も骨もその周りの筋肉や脂肪も血管も繊細に動いています。

つまりこの動きによって血流が良くなり、凝りや緊張が解されるのです。

この繊細な動きに意識を向けることで、効果がさらに高くなります。

(4)腕の疲れ、肩こりの解消

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

ワニのポーズで腕の疲れや肩こりが解消されるというのはポーズの形からはイメージしにくいかもしれませんが、やってみるとその効果に驚くはずです。

これは右にねじっているとしたら伸ばしている左の胸と左の腕の方で得られる効果です。

ねじっている最中に左の肩ができるだけ浮かないように、そして腕を1ミリでもいいのでできるだけ遠くに伸ばすことで、胸周りの筋肉(大胸筋・小胸筋など)がストレッチされ、心地よく疲労か解放されています。

多くの方の肩こりの原因は「巻き肩」にありますが、この巻き肩を解消するのにも最適なポーズで、鎖骨が左右にまっすぐ伸びていく気持ちよさがわかるはずです。

(5)深い癒し

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

ワニのポーズは仰向けの姿勢で行いますので、目を閉じて、ポーズと呼吸をじっくり味わってください。

すると人と比べることもなく、上手とか下手とかも関係なく、自分だけの世界でマイペースにポーズを行うことができます。

心の目でポーズをとっている自分を優しく見つめてあげるとさらなる癒しが起こるでしょう。

ワニのポーズ5つの効果と正しいやり方解説まとめ

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

ポーズの効果を読んでいるだけでも、さっそくワニのポーズを試してみたくなったのではないでしょうか?

とても簡単なのに奥深く、毎日やっても飽きることがないポーズの一つです。

しかも、全身のリセット効果が高いので、寝る前にこのポーズだけ行うことを習慣にしても良いでしょう。

ぜひ本記事をご覧になりながら、試してみてくださいね。

提供・yoganess



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