想像以上の反響。あっという間に最初のクラファン目標金額を突破

――プロジェクト発表から、今月末までのクラウドファンディングをスタート。ものすごい反響です。(※6月23日現在、支援者1万人超、支援総額7千万円以上)

犬猫を殺処分から救いたい、支援団体ハナコプロジェクトが目指す未来とは
(画像=『女子SPA!』より引用)

(左)山田あかねさん、(右)石田ゆり子さん (c)hanako-project

山田:それまで石田さんと私の寄付だけでやっていましたから、正直、どこまで続けられるかも分かりませんでした。クラファンで1千万くらいを目標にして頑張りながら、その間に考えていこうと。事前の宣伝は一切しませんでした。石田さんということで、どうしても目立ってしまうけれど、そのことで注目を集めるのではなく、ひっそり始めて、地道に伝わっていけばいいと思っていました。

 それが、石田さんがInstagramに書いたら、ダダダ!と、あっという間に最初の設定ゴールだった1千万を超えて。ビックリしました。ネクストゴールを立てないといけないということで「じゃあ、2千万にしようか」と相談しているうちにそれも超えて。もう、どんどんどんどん。嬉しい驚きの連続でしたが、メールもものすごい数がくるし、数日は全く寝られませんでしたね。みなさんからの石田さんへの信頼度はこんなにすごかったんだと、私の想像をはるかに超えていました。

悩むことも多いけど、本当にありがたい

犬猫を殺処分から救いたい、支援団体ハナコプロジェクトが目指す未来とは
(画像=『女子SPA!』より引用)

元保護犬だった山田さんの家のハル (c)hanako-project

――現在、数人で動かしているそうですが、ここまで大きくなってくると、医療費支援の活動のほかに、プロジェクト自体を動かす人員も必要になってくるのではありませんか?

山田:色々整理をしているのですが、クラファンが落ち着いた段階で次の仕組みに動けるようにと考えています。自分たちだけで回していける範囲を超えてきたのは事実ですからね。自分のやってきたキャリアの蓄積で対応できることではなく、初めてだらけの連続なので、悩むことが非常に多いです。本当に大変ですが、一方で長い人生こうした経験はそうはできないのだから、本当にありがたいと思っています。