ダイエットを始めてから眠くなることが増えた場合、糖質や鉄分不足などが影響している可能性があります。そのため、日中の眠気に悩んでいる方はすぐにダイエット方法を見直すことが重要です。今回は、ダイエット中に眠くなる原因や眠気対策、眠い時の注意点について解説します。
ダイエット中に眠くなる原因4つ
ダイエットを始めてから眠くなるようになった方は、4つの原因のどれかに該当している可能性があります。
それぞれ詳しく解説するため参考にしてください。
糖質制限のしすぎ
過度な糖質制限の影響で眠いと感じている可能性があります。
糖質は脳が働くために重要な役割を持っている栄養素。
不足すると脳が危険を感じて、体を休ませるために眠らせようとします。
そのため、糖質の摂取を控えすぎている方は眠気を感じやすくなるのです。
糖質は炭水化物の一部で、白米やパン、さつまいも、フルーツなどに多く含まれている成分。
糖質を摂りすぎると血糖値が急激に上がることで太りやすくなりますが、不足しすぎると身体に悪影響を及ぼします。
貧血状態になっている
食事制限して貧血になると眠気を感じる可能性があります。
鉄分不足によって血液中の酸素が少なくなり、脳に酸素が行き渡らなくなるためです。
鉄分を含む食べ物をあまり食べていない場合は、鉄分不足で眠くなっている可能性が。
眠気のほかに立ちくらみや頭痛、倦怠感を伴うこともあります。
特に生理中は鉄分が不足しがちなため、意識して摂取しないと不足しやすいので注意が必要です。
筋トレのしすぎ
ダイエットのために筋トレしすぎると、眠くなることがあります。
筋トレで眠くなる1つ目の理由は、体内にあった糖質が筋トレで消費されて血糖値が下がるためです。
もう1つは、筋トレを終えて休憩するとき、自律神経のうちの副交感神経が優位になるため。
激しい運動を頑張った体を休ませようと、自律神経が休憩モードに入るからです。
筋トレを終えた後だけ眠くなる場合はさほど心配はいりませんが、日中ずっと眠い場合は糖質制限も厳しくしすぎていないか見直してみましょう。
すぐに改善する必要があるため、後述の「ダイエット中の眠気対策4つ」を参考にしてください。
生理前・生理中である
ダイエットによる眠気ではなく、生理が原因で眠気を感じている可能性もあります。
排卵後から生理が始まる頃にかけて「プロゲステロン」という物質が分泌され、通常よりも強い眠気を感じるようになるためです。
生理前・生理中の場合には眠気の他に、集中力の低下やイライラ、胸の張りを覚える場合もあります。
眠気の有無や強さは人それぞれですが、ダイエットを始める前から眠気を感じやすかった場合は生理も原因の1つかもしれません。