ダイソーなどの100均で手に入るレジン液をご存知ですか?レジンでできるキラキラ光る作品は見ているだけでとても魅力的ですが、今回は自分でオリジナルの作品を作りたい方のために、ダイソーなどの100均で販売されているレジン液でできる作品の作り方をご紹介します。

レジン液とは?

レジン液とは樹脂でできた液体のことです。レジン液をモールド(型)などに流しこむことで自由に好きな形を作り、アクセサリーのパーツやアート作品を手作りすることができます。型にレジンを流すだけなので、初心者でも簡単に作ることができます。

ダイソー100均で販売されているレジンのタイプは?

手芸で使うレジン液は手芸店やダイソーなどの100均で販売されています。 また、ダイソー100均ではレジン液の他に、レジンを流し込むパーツセットも購入できます。 ダイソー100均のレジン液にはハードタイプとソフトタイプのレジン液があります。 ハードタイプのレジン液は固まるとプラスチック程の固さに仕上がるので、強度が必要なアクセサリーのパーツ作りに向いています。 ソフトタイプのレジン液は固まっても少し柔らかさが残る仕上がりになるので、紙や布を使った作品作りに向いています。

ダイソー100均のレジン液の固め方は?

レジン液の固め方には、太陽光を当てる固め方とUVライトを使った固め方があります。 基本的にどのようなレジン液も太陽光に当てておくだけで徐々に固まっていきますが、販売されているレジン液には主剤と硬化剤を混ぜて化学反応を起こす固め方のレジン液もあります。

初心者におすすめなレジン液の固め方はUVライトを使った固め方です。 主剤と硬化剤を混ぜるレジン液は固まらるのに時間がかかるのですが、UVライトを使った固め方はUVライトで早く固めることができ、臭いも少ないのでおすすめです。 ダイソー100均で販売されているのは、UVライトを照射して固めるタイプのレジン液で、固まると透明な固形物になります。

ダイソー100均のレジン液にはラメ入りのものがある!

ダイソー100均のレジン液にはラメ入りとラメなしの2種類のレジン液があります。 手作り作品にラメを使いたい場合は、あらかじめラメ入りのものを購入しておくとラメを混ぜる手間が省けるので、より作品をスムーズに作りやすくなります。

ダイソー100均のレジン作品制作に必要な物は?

レジンで作品を手作りするときに必要なものや、用意していると便利なものをご紹介します。

①レジンを流し込む台座や空枠、ミール皿
レジンを流し込む土台のパーツです。 ミール皿とは、丸形や四角形の皿状になったレジンアクセサリー用のパーツです。

②コラージュペーパーやシール
台座の背景になるものを選びます。

③スパンコールやビーズ、マニキュア
スパンコールやビーズはレジン液に入れたいものを選びましょう。 マニキュアは透明なレジン液に着色したい場合に使います。

④丸カン
固まったレジンのパーツ同士やストラップとチェーンを繋ぐときに必要な円形の金具です。

⑤ヒートン
丸カンを付ける場所がないときに使う円形の金具にネジが付いた物です。

⑥モールド
レジンを流し込む型枠です。型枠は鉄製やプラスチック性の物だとレジン液がくっついて固まってしまうので、必ずシリコン製の物を使うようにしてください。

⑦UVライト
紫外線を発生させる機械で、レジン液を早く硬化させたいときに使います。

⑧やすり
出来あがった作品の形を磨き、整えるときに使います。

ダイソー100均で用意できるペンダントパーツの作り方!

今回はダイソーやセリアなどの100均ですぐに揃えられるアイテムで、初心者でも簡単に手作りできる空枠を使ったペンダントパーツの作り方をご紹介します。

用意するもの

  • レジン液
  • 空枠
  • デコパーツ
  • UVライト
  • 爪楊枝や針
  • 下敷き

【ペンダントパーツの作り方】
①まず制作に入る前に、どのようなデザインのペンダントを作るか簡単なイメージのイラストを描いておくと失敗を減らすことができます。 イラストを描いたら、レジンを流す空枠の上にデザイン通りにデコパーツを配置して完成のイメージを固めていきます。 レジンを使った手作り作品をデザインするときは、欲張ってデコパーツをたくさん配置せずに、少し間を残すくらいの方がきれいな仕上がりになります。

②一度デコパーツを空枠から全て取り出し、下敷きなどの上に空枠を置いて、枠の底から1ミリくらいの厚さでレジン液を流します。 レジン液を爪楊枝や針を使って土台の端まで均等に広げ、気泡も潰しておきます。

③UVライトや太陽光でレジン液を一旦固めます。

④③のレジン液が固まったら、今度は土台の半分程の高さまでレジン液を流します。 レジン液を流し終えたら、①でイメージしたデザイン通りにデコパーツをレジン液の中に入れます。 デコパーツを配置するときは、大きめのパーツから順番に入れて行くようにしましょう。 パーツの位置の微調整をするときは、爪楊枝や針でデコパーツを動かします。 ビーズなど穴が開いているデコパーツは穴の部分が見えないように、爪楊枝などで方向を変えて配置します。

⑤パーツの配置が終わったら、再びUVライトや太陽光でレジンを固めます。

⑥⑤で完全にレジン液を固めたら、更にレジンを塗り重ねて全てのパーツをレジン液で固めてコーティングしていきます。一度にコーティングしようとすると空枠からレジン液が流れ出て失敗することがあるので、レジン液を塗っては固めるという作業を少しずつ繰り返しましょう。

⑥レジンを流し込むときに空枠からレジン液がこぼれた場合、レジン液がはみ出たまま固まって残ってしまいますが、はみ出たレジン液はハサミで切り、目の細かいヤスリで切った部分を少しずつ削って形を整えましょう。 レジンを削りすぎて白く曇ってしまった場合は、もう一度レジン液を塗って固めると良いです。 後は革紐やチェーンを通せばペンダントの完成です。

以上がペンダントパーツの作り方です。 ペンダントパーツの作品はキーホルダーやストラップにすることもできるので、たくさん作っても様々な用途に使うことができます!