合わせただけなのに…職場の人の悪口に同調した結果…
職場で人の悪口を言う人って、どういうわけか徒党を組もうとしがちです。『あなたもあの人のこと嫌いよね!私の仲間よね!』『あなたもあの人のこと嫌いでよかった!私の味方よね!』と…。
確かにネガティブな感情って、共感してくれると救われるような気になるのはわかります。しかし、こうなってしまうと、いくつか問題が生じてしまう危険があるんです。人の悪口に同調してしまった結果の恐ろしい末路を、少しご紹介します。
元ネタはあなたのはずが…私が悪者みたいになってない?!
とりあえず同調していただけなのに…周りに同調したことを吹聴されてしまい、”自分まで悪者にされてしまった…”なんてことが起こります。
たとえば、『〇〇さんがこんなんでムカつくんだけど!』と悪口を聞かされて、適当に合わせたつもりで『そうなんだ、最悪だね~』くらいの返事をしただけだった…にも関わらず!『△△さん(あなた)も〇〇さんのことムカつくって言ってた!』と、あたかもあなたが言っていたかのような状況に。
ちょっと待ってよ…って話ですよね。こっちは本当は人の悪口を聞かされるのすら嫌なのに、職場の人間関係上、とりあえず合わせただけなのに、なんで私も言ったってなってるの?!って…。
悪口を言った張本人は、自分の正当性のために『△△さん(あなた)もそう言った(=自分には味方がいる)』という言い方をしたいのでしょうが、一緒にされたらたまりません!こんなんじゃ、回りまわってあなたの評判まで下がってしまう危険があります。
愚痴仲間を通り越して…ただの依存相手にされてしまい…
”負の感情の共同体”と認識されて、聞いてくれる・同意してくれる相手として依存されてしまうことがあります。結果、あなたが相手に『それは違うんじゃない?』なんて言おうものならば、それを機に今度はあなたが悪口の標的にされてしまうことも…。
悪口に同調してくれる相手って、”心の距離感が縮まった”ように思えて、居心地の良い相手と思われてしまっているのです。(悪口共同体の依存って最悪ですが…。)
相手はあなたのことを、”否定しないで聞いてくれる味方”と思っていたのですから、『今までわかってくれていたのに、なんで私を否定するようなこと言うの?!』という逆恨みに似た感情を抱かせてしまいます。
人の悪口が好きな人って、承認欲求が強く自己肯定感が低いケースも多く、下手に同調してしまったことにより、依存されてまうことってあるんです。私がなんかした?って言いたくなるところですが、気付いた時には後の祭りかも…。
聞き役に徹するあまり…自分の仕事にまで支障が?!
申し訳ないのですが、職場で人の悪口を言う人って、仕事が遅かったり、あまりできる人ではなかったりするケースが多いもので…。仕事よりも悪口の方が優先なのでしょうか…。あるいは、そういった性分ですから、悪口を言っている時間や、悪口を言いたくなるポイント(人の落ち度)を見つける時間を持て余しているのか…。
お暇なんでしょうか…。忙しくしている人は、悪口を言っている暇すらありませんからね…。
そんなこともあって、仕事中であっても悪口ばかり言っているので、聞かされる方も仕事が思うように進められなくなってしまいます。特に先輩や上司がこの手のタイプだと、無下にするわけにもいきませんし。
とりあえず聞いて同調・合わせて…としているうちに、自分の仕事が手一杯になってしまうんです。結果、自分が苦しむ羽目になる…。不快感しかありませんね。聞かされるのも気分が悪い上に、仕事も追い込まれるなんて…。
合わせて聞いていただけなのに…私まで誤解を…
無下にするのもなんだしと、本当は嫌だけど付き合って同調しているところを…気になる彼に見られてしまった。上司に見られてしまった…。そして、誤解を招いてしまうこともあります。
職場で人の悪口をペラペラ言っているような人は、やっぱり周りからも警戒されていることが多いのに、そんな危険人物の仲の良い人として見られて、同類項扱いに…。ただ話していただけだったとしても、傍から見て、仲の良い人たちなんだと思われた結果…
『あぁ…〇〇さん(あなた)も、あの人と一緒になって人の悪口を言ってるんだね』と誤解されてしまいます。
これってとっても損していませんか?
めんどくさいからとりあえず合わせていただけ…空気を読んで一緒にいただけ…たとえそうだったとしても、一緒にいるところを見た人からは、”あの人と気が合う人=同じく危険人物”と見なされてしまうなんて。挽回するチャンスがなければ、あらぬ誤解を受けたままになってしまう危険も…。