整理整頓や片づけは、少しでも生活を快適にするために避けては通れない課題の1つですが、いざ取り組んでみたところで「なかなか片づかない…」という方は少なくないようです。そこで、整理収納アドバイザーとライフオーガナイザーの資格取得の際に学んだ内容から、仕事や家事、気持ちを片づけるときの基準にしていることを紹介します。
|「なぜつらいのかわからないけど、つらい」心の整理の仕方
今年から高校生になった娘。まだ始まったばかりの高校生活ですが、新しい環境と人間関係に疲れてすでにヘトヘトです。そして、娘が「何がつらいのかわからないんだけど、つらい…」と言うことが増えました。
娘「友だちも少しずつできてきたし、勉強もまだついていけないわけでもない。入りたい学校に入ったのにと思うけど…何がつらいかわからないけど…心がつらい」
わたし「いいんだよ、つらいものはつらいんだから」
明確な理由がないときの心のつらさ、は実はとても厄介なのではないかと思います。でも、だからこそ、なぜつらいのかにあえて意識を向けないことも、乗り切るコツだと思います。つらい理由を追求しすぎないこと。それよりも、「自分が何をしているときに少しでも心が明るくなるか」を見つけた方が心が回復して、そのつらさに立ち向かえるようになることも多いような気がします。
そのためには、本当にささいなこと…「あとであのおやつを食べよう」とか、「好きな音楽を聞こう」「マンガを読もう」とか、自分がやれば必ず叶うこと、をたくさん考えてみます。そして、その中からできることをいくつかやってみることが大事。どれが今の心を元気にしてくれるかは、そのとき次第だからです。
たとえば、泣いている赤ちゃんをあやすときに、おもちゃを渡してみたり、抱っこしてみたり、いないいないばぁをしてみたり…といろいろ試してみるように、ひたすら自分に対して「これは?」「これだとどう?(元気になる?)」と聞きながら機嫌をとるようなイメージです。
そして、自分の心をつらくしている原因について、自分の努力でどうにかなることと、ならないことを分類しておくだけでも少しだけ楽になるような気がします。
娘の場合は、
・課題が多い→やれば終わる
・テストが不安→できる限り勉強して、一度受けてみて感触をつかめばいい
・友だちができるか不安→少しずつ関わる友だちを増やす、話しかけてみる
これらのつらさについては、ある程度自分がやれることがわかって、少し心が楽になってきたようです。