毎日をハッピーにしていくために

 聖母のような微笑が魅力の大崎さんですが、やはり苦手な人もいます。「嚙み合わないな」「ああ、ちょっと違うな」と感じたら、自分からは近づかず、一定の距離を置き、深入りしないようにするそうです。私達はつい「嫌われたくないから」と気をつかい、相手に合わせようとしますよね。でも「私が心から楽しんでいなかったら、きっと相手も楽しくないんじゃないかな」と大崎さん。「そんなことでお互い残り少ない人生を無駄にしたくない」。近づかず距離を置くのが、結局は相手のためでもあるのです。

 本書を読むと、自分をよろこばせ、楽しませることが、めぐりめぐって世の中のためになっていると気づきます。最後に、大崎さんのツイートを皆さんに贈ります。

「明日という字は『明るい日』と書きます!」

 あなただけの明日が、明るく満たされますように。

<文/森美樹> 森美樹 1970年生まれ。少女小説を7冊刊行したのち休筆。2013年、「朝凪」(改題「まばたきがスイッチ」)で第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『主婦病』(新潮社)、『母親病』(新潮社)、『神様たち』(光文社)を上梓。Twitter:@morimikixxx

提供・女子SPA!



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