健康食品・サプリメントの企画・製造・販促を手掛ける島田製薬が開発した「HMBCa含有顆粒の製造方法」が特許を取得した。それに伴い、この独自製法が用いられたOEM製造もスタートしている。
顆粒で美味しく飲めるHMBの製造に成功
特許取得が実現した「HMBCa含有顆粒の製造方法」は、2017年に特許申請が行われ、2022年遂にその申請が認可され、特許取得が実現したという(特許第7011300号)。
HMB(正式名称:β-ヒドロキシ-β-メチル酪酸)とは、筋肉の合成作用の促進と分解作用の抑制、さらには脂肪減少作用など、プロテイン以上に効果が期待される代謝物のこと。
HMBは流動造粒の工程で、他の原料の比重が重いため、流動層内でHMBCaと他の原料がうまく結合しない、HMBCaが比重の軽い微粒子のため舞い上がってしまうので充填が難しい、独特な臭いや苦味があるなど、有用成分があるにも関わらず取り扱いが非常に難しいものだという。
そこで、造粒工程でHMBCaと他の原料を結合させ比重差をなくすことで、流動造粒の工程を可能にしたことが今回の特許出願の技術。これにより、独自の製法で顆粒にし水に溶けやすく、従来のHMB商品特有の風味を抑えた美味しく飲めるHMBを造ることに成功したという。
独自製法を用いれば、HMBを水分補給と同時に美味しく摂取し、無理なく効率的に身体作りに励むことができるとのこと。
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