日焼けの大きな原因の紫外線ですが、ニキビにも影響を与えるとご存知ですか?紫外線はニキビ発生の原因の一つなのです。そこで今回は、ニキビができる詳しい原因や、肌荒れ防止に効果のある対策について解説します!是非参考にしてみてくださいね。
紫外線でニキビができる原因とは?
原因①肌の乾燥
紫外線でニキビができたり悪化する一番の原因は、乾燥だと言われています。紫外線を多く浴びてしまうと、皮膚は激しく乾燥します。すると皮膚はなんとか乾燥から身を守ろうとして、皮脂を大量に分泌し始めます。適量の皮脂ならば問題ないのですが、過剰に分泌された皮脂はニキビの元凶になるのです。
また乾燥が進んだ皮膚には、「コメド」という物質が発生します。このコメドが毛穴を塞いで脂を蓄積するのもニキビ発生の原因となるでしょう。更には、乾燥によって分泌された皮脂が酸化し、皮膚にダメージを与えることも原因の一つですよ。
夏の紫外線による乾燥は肌荒れの原因・悪化に繋がります。夏だからと油断せずに乾燥対策を行うことが、何より大切になるでしょう。
原因②肌のターンオーバーの乱れ
紫外線をもろに浴びた皮膚は大きなダメージを抱え込みます。ダメージを受けた皮膚は、なんとか早く健康な状態に戻ろうとターンオーバーを早めます。普通なら28日ほどかかるターンオーバーのサイクルが早まっていくのです。一見良いことのように見えますが、皮膚の細胞が成熟しきれないため、肌にとっては悪影響です。
細胞が十分に育っていない皮膚は、バリア機能が低下した状態です。バリア機能が下がった肌はダメージを蓄積しやすくなり、肌荒れしやすくなります。その結果、ちょっとした刺激でもニキビができやすくなったり、悪化したりしますよ。ターンオーバーの乱れはニキビ・肌荒れの原因なのです。
原因③活性酸素の分泌
紫外線を浴びた皮膚には「活性酸素」と呼ばれる物質が発生します。これもニキビができる原因の一つです。本来ならば肌を守るために分泌されるのですが、紫外線を浴びすぎると活性酸素が過剰に発生します。そうすると肌荒れや炎症の悪化、毛穴づまりの進行などの症状が見られるようになります。
また活性酸素をそのまま放置しておくと、そこにメラニン色素が蓄積されていき、シミになることもありますよ。ニキビの悪化だけでなくシミ悪化の原因にもなる物質なのです。
肌荒れ・ニキビ予防のための紫外線対策方法とは?
①保湿をする
肌荒れやニキビの悪化を防ぐためには、なんといっても乾燥対策が欠かせません。夏はどうしても保湿が疎かになりがちな季節です。しかし紫外線を浴びた肌は、冬と同じくらい乾燥していますよ。朝起きた時と夜寝る前のスキンケアは欠かさないようにしてください。
また、日焼け止め効果のある化粧品やクリームは乾燥を促進しやすいと言われています。UV化粧品を使う際は、たっぷりと肌を保湿するよう心がけてください。
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②日焼け止めを塗る
紫外線対策として有効なのはやはり日焼け止めの塗布でしょう。日焼け止めを塗れば紫外線によるダメージが軽減され、ニキビの悪化を防ぐことができます。またニキビ跡の色素定着をブロックできますよ。
夏の日差しの強い日には欠かさず日焼け止めを塗り、紫外線対策をしてください。紫外線の放射量は10時から16時頃がピークだと言われています。この時間帯に外出する際は、特に気をつけてくださいね。
③紫外線対策マスクをつける
日焼け止めだけでは紫外線対策には少々不安が残る…という方も多いでしょう。そこでおすすめなのが、紫外線対策マスクの着用です。紫外線対策マスクを付ければ、空からの紫外線だけでなく砂浜や水面、アスファルトからの紫外線の跳ね返りもブロックできますよ。
ニキビが出来ている肌に日焼け止めを塗りたくない、もっと強固に日焼け止め対策をしたいという方は、是非紫外線対策マスクを試してみてください。夏でもつけやすいよう、通気性に優れた商品も多いですよ。是非試してみてくださいね。
④睡眠時間を確保する
紫外線によるニキビ対策で大切なのは、外側のケアだけではありません。身体の内側からのケアも大切ですよ。特に睡眠時間の確保は、肌荒れ改善に最も大切な要素です。「睡眠は肌荒れに効く美容液」という言葉があるほど、ニキビ対策に一役買ってくれますよ。
22時から2時の間は、肌のターンオーバーが活発に行われる時間帯です。この時間にしっかり就寝して規則正しい生活を心がければ、ニキビや肌荒れの悪化は防げます。また質の良い睡眠をとることも大切でしょう。就寝1時間前はスマホを見ないなど、ストレスを溜めないように心がけてみてください。
⑤ニキビ予防に効果的な栄養素を摂る
夏の紫外線に負けない肌を作るためには日々の食事も大切です。ニキビを予防できる栄養素を摂れば、肌荒れ悪化を避けられるでしょう。ビタミンAやビタミンB、食物繊維などの食事が効果的だと言われています。夏のニキビ対策としてこれらの栄養素を摂るよう、意識してみてはいかがでしょうか。
紫外線によるニキビを予防できる日焼け止めの選び方とは?
紫外線対策には日焼け止めの塗布が有効です。しかし中にはニキビを悪化させてしまう日焼け止めも存在していますよ。ニキビ対策をするのであれば、正しくアイテムを選ぶことが大切でしょう。以下に、日焼け止めの選び方をまとめています。是非参考にしてください。
①ノンケミカル処方のものを選ぶ
ニキビが出来ている肌に日焼け止めを塗る際は、必ずノンケミカル処方のものを選んでください。これは化学成分が含まれていない日焼け止めです。ニキビの元となる物質を生み出さないため、ニキビ対策に効果的ですよ。
また低刺激タイプのものにこだわることも大切です。パラベンや香料、アルコール、鉱物油などが使われている日焼け止めは、肌にダメージを与えて乾燥を進行させます。そうすると、せっかく日焼け止めを塗っていてもニキビが悪化するでしょう。なるべくこれらの成分が入っていない日焼け止めを選んでください。
低刺激設定の日焼け止めならば、ニキビ以外の肌荒れを防ぐことも可能です。ヒアルロン酸などのスキンケア成分が入ったものなら尚良いですね。是非意識してみてください。
②テクスチャが緩いものを選ぶ
日焼け止めのテクスチャも大切な要素です。テクスチャが硬くなかなか伸びないものは、肌に塗った時に摩擦を引き起こします。これが肌荒れの原因となり、しつこいニキビ発生にもつながるでしょう。なるべくダメージを減らすためにも、ライトなテクスチャの日焼け止めを使うようにしてください。
夏の日焼け止めには、クリームタイプは適していません。ミルクタイプやローションタイプがおすすめですよ。日焼け止めのテクスチャを見極めて商品を選んでくださいね。
③石鹸でオフできるものを選ぶ
クレンジング剤を使わないと落ちないような日焼け止めは、つけている間肌に高い負荷がかかっています。また日焼け止めを落とす時にも摩擦が生じ、肌荒れやニキビ悪化につながる可能性も高いでしょう。こうしたリスクを避けるためにも、日焼け止めを選ぶ時は石鹸でオフできるものを選んでください。