自分の過去と向き合ってみる
――とにかく誰かから愛されたい、といった執着心が減る…と。
三凛「不倫相手のことを好きなのかどうかより、愛されてこなかった過去へのリベンジの為にやってるんじゃないか、というケースもあるので。例えば、過去に親などに振り向いてもらえなかった分、大人になってから同じような相手を選んで、振り向いてもらおうとする。それで昔振り向いてもらえなかった悔しい思いなどを解消しようとしている。まずは、そういう背景を自覚することが大切で、自覚できた瞬間に、自分でも不倫をしている理由がわかるというか…」
相手に執着する原因が分かれば冷静になれる
――だけど、恋心ってなかなか消えないのが厄介ですよね。
三凛「僕は個人的に本人が幸せであれば、不倫でも何でもいいと思うんです。好きな相手を簡単に嫌いになることも難しいと思います。だけど、なぜ自分がそんな相手に執着するのかに気づければ、“冷静にはなれる”と思うんですよね。この相談者の方はすごく悩んでいるわけですけど、不倫をするんだったら、悩まないで不倫したほうが楽というか（笑）。開き直るためにも、“原因を知る”ってことはすごく大切かなと思います」
今すぐに不倫に決着をつけるのは難しい。だけど、なぜ自分は不倫という険しい道を選んだのか、まずはその原因を知って、自覚することが大切なのですね。相談者と同じく不倫に悩んでいる方は、一旦、過去の自分と向き合ってみてはいかがでしょうか。
＜三凛さとし 取材・文／満知缶子＞ 三凛さとし ライフコーチ。親子関係心理学の専門家。米NY州立大学卒業。家庭内のトラウマによる生きづらさを抱えるアダルトチルドレンをセルフコーチングで克服。その経験から、才能開花や経済的成功、パートナーシップ改善を指南する自己改革プログラムを開発。9万人以上の人生好転をサポート。SNSやオンラインスクールを通じ、お金・時間・場所の自由、そして人間関係と心身の健康の充実を実現する方法を発信中。世界的起業家イーロン・マスクの母、メイ・マスクの子育てについての日本初講演会にて、インタビュアーに抜擢される。YouTube「スピリチュアル・リッチ三凛さとし」／Instagram：＠sanrin_hikiyosecoach／Twitter：＠sanrin_hikiyose
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