酢を使ったおすすめ常備菜「スライス酢たまねぎ」の作り方
酢は酢の物や酢飯を作ったり、料理の味に変化をもたせるために使ったりしますが、毎日摂るには難しい調味料ではあります。そこでおすすめなのが、酢を使って作る常備菜「酢たまねぎ」です。
たまねぎには血液をサラサラにする効果や血糖値の急上昇を防ぐなどの健康効果があり、酢と組み合わせることで2つの食材の健康パワーを十分に得ることができるのです。
そんな健康パワーを秘めた酢たまねぎをおすすめするのが、順天堂大学医学部教授である小林弘幸先生です。小林先生が提唱する健康(元気な体を維持する)の定義は「腸内環境を整えること」と「自律神経を整えること」です。
「心(メンタル)を整えるためには、まずは体を元気にすることが何よりも重要だと考えています。元気な体をつくるには、細胞ひとつひとつにどれだけ質のよい血液を送れるかがカギ。つまり、どれだけ質のよい食事をするかが大切です。
そのために小林先生がおすすめするのが「酢たまねぎ」です。
「質のよい血液を全身に循環させるためには、腸内環境のバランスがよくなければなりません。腸内環境が乱れていると、脳や自律神経、免疫力などさまざまなものに悪影響を及ぼします。また、質のよい血液を全身に送るためには、血液がサラサラであり、血管に詰まりがないことが大切です。そんな腸と血管の両方に直接アプローチできる最強の食材が『たまねぎ』と『酢』。つまり、『酢たまねぎ』なのです」
「スライス酢たまねぎ」の作り方
【材料】 たまねぎ……1個(200~300g) 塩……少々 酢……150~200ml ※醸造酢なら何でもよいですが、原材料をよく見て、食品添加物が含まれてないものを選ぶとより効果的。 はちみつ……大さじ2
- たまねぎを切る
たまねぎの皮をむいて、縦半分に切り、芯や芽を取り除き、繊維に沿ってスライスする。 Point> 冷やしたたまねぎを使うと、涙が出ない!
- たまねぎをおき、塩を加える
切ったたまねぎをボウルに移し、30分~1時間ほど室温においたあと、塩をふりかけてよく混ぜる。 Point> 大事な栄養成分が流れ出るので、水にはさらさない。
- 酢を加える
瓶にたまねぎを入れ、たまねぎがひたひたになるまで酢を注ぐ。 Point> たまねぎを瓶に入れる際は、少し押し込むように。
- はちみつを加える
はちみつを加え、全体をよく混ぜる。 Point> はちみつを少量のお湯で溶かすと混ざりやすい。
- 冷蔵庫で保存する 瓶を密閉し、冷蔵庫で保存する。 漬けた翌日から食べることができ、5日目が食べ頃。冷蔵庫で7~10日程度保存可能。