お付き合いが始まって…モテ女子研究のワナ

 何人かデートを重ねた後、ある男性と定期的に会うようになりました。告白もされ、久しぶりに彼氏ができました。半年くらい経ったころのある晩、お酒で酔っぱらった彼は、突然私にこう告げました。

婚活で600回デートした私が勘違いしてた、モテ女子研究のワナ
(画像=『女子SPA!』より引用)

「出会った頃は優しかったけど、いまは全然ちがう。俺ついていけないかも…」と。最初はモテ女子を演じられていましたが、時間が経つと気づかないうちに本来の私に戻ってしまっていたようです。モテ女子研究は、出会いの一瞬だけしか効果がありませんでした。

 自分を偽わらずに出会い、それをお互いに受け入れて一緒にいられることが結婚、そしてその先を見据えたときに本当に大切なことだと思います。あまりに目先の出会いにこだわりすぎた結果、大切なことを見失っていたのかもしれません。

結婚を考えていなかった頃の私が教えてくれた本来の自分

 それから、本来の自分ってなんだろうと考えるようになったのですが、意外なところにヒントがありました。実家からでてきた中高生時代の通信簿と友達からの手紙です。通信簿には、いつもリーダーとして周りを引っ張る、好奇心旺盛で自分から動くところが評価されてました。“あー、私って本来はそうだったんだ…”と、婚活しているうちにすっかりそんな部分は忘れていたと反省しました。

婚活で600回デートした私が勘違いしてた、モテ女子研究のワナ
(画像=『女子SPA!』より引用)

一方で、手紙には『いつも話を聴いてくれてありがとう』という言葉が多くありました。ある先輩の手紙には、「ここまで話を聴いてくれた人はいなかった。」と書かれていました。“え、私って自然と聞き役になれていて、相手にはそれが喜ばれることだったんだ…”自然と出来ていることは意外と気づけてないことが多いです。

 中高生といえばまだ結婚を考えていなかった頃で、純粋な自分のまま人と接することができていたのだと思います。その頃の私が、婚活に悩んでいた私にくれたプレゼントでした。