春先には雪の回廊となる八幡平アスピーテラインや、裏磐梯の絶景を駆け抜ける磐梯吾妻スカイライン、美しいエメラルドグリーンの蔵王の火口湖・お釜など、日帰りで行ける東北のおすすめドライブスポット・コースをご紹介します。
1.蔵王 お釜(宮城)
刈田峠から蔵王ハイラインを抜けた先にある、蔵王の火口湖「お釜」。美しいエメラルドグリーンの水が特長で、季節や時間帯によって色調が変化することから”五色沼”とも呼ばれています。駐車場のすぐそばには「蔵王山頂レストハウス」があり、食事や休憩も可能です。
標高約1,670mと高い位置にあるため、お釜周辺は真夏でも涼しく、上着や防寒着の用意が必須。また、天気が変わりやすい上に霧が出やすく、お釜がまったく見えないことも多いため、ライブカメラであらかじめ状況を確認してから訪れることをおすすめします。車でお釜へと向かえる道は、蔵王ハイラインのみで、冬季期間は閉鎖されます。
2.鳴子峡(宮城)
大谷川が侵食して形成された、深さ100mにもおよぶV字渓谷。一帯は白色凝灰岩が多く露出しており、独特の景観を演出しています。春には新緑、秋には紅葉とのコントラストが美しく、約2.6kmの遊歩道を気持ちよく散歩できます。
峡谷の岩肌には、ブナ、ミズナラ、カエデなどの木々が群生しているので、岩肌の荒々しさと相まって、色鮮やかな紅葉が際立つよう。なお11月下旬から4月下旬までは冬季閉鎖となります。
駐車場は、鳴子峡レストハウス付近に3か所ありますが、紅葉シーズンは大変混み合います。国道47号線沿いの鳴子トンネルを抜けたところから、5か所駐車場がありますので、混んでいる時期はそこに停めて歩いて行くことをお勧めします。
3.八幡平アスピーテライン(岩手)
秋田・岩手両県を結ぶ26.4kmの「八幡平アスピーテライン」は、大自然の中を爽快に駆け抜ける山岳観光道路。いたる所で温泉の蒸気が立ち上がっていたりと、火山帯らしい雄大な景色が広がります。冬季期間(11月上旬~4月中旬頃)は全面通行止めとなりますが、通行止め解除直後からGW過ぎ頃までは、除雪を行った際にできる「雪の回廊」が現れ、圧巻の光景が続きます。
また、紅葉に包まれる10月頃もドライブにおすすめ。標高差があるため、比較的長い期間紅葉を楽しむことができます。
4.田沢湖(秋田)
周囲20km、水深423.4mと日本でもっとも深い湖として知られ、透明度の高い瑠璃色の湖面が魅力的な湖。この地に語り継がれている”辰子姫伝説”から、美容や縁結びのパワースポットとして人気を集めています。約40分かけて田沢湖を周遊する遊覧船で湖上からの景色を楽しんだり、縁結び神社を巡ったりと、楽しみ方も色々。
5.蔵王エコーライン(宮城)
山形県と宮城県を結ぶ山岳道路「蔵王エコーライン」。季節によって異なる景色が楽しめる人気のドライブルートで、距離は約26kmに渡ります。刈田峠で、蔵王エコーラインから分岐して、お釜へと続く蔵王ハイラインが始まります。
例年11月下旬〜4月上旬までは積雪のため道路は閉鎖されますが、開通する4月下旬から5月上旬頃までの間は、道路両脇にうずたかく積もった雪の回廊のドライブも人気。
蔵王エコーライン上には、駒草平をはじめ、3つの滝を望むビュースポット「滝見台」などもあり、新緑や紅葉とあわせて絶景ドライブを満喫できます。
6.龍泉洞(岩手)
岩手県岩泉町にある鍾乳洞。洞内に住むコウモリとともに、国の天然記念物にも指定されており、”ドラゴンブルー”と呼ばれる世界有数の透明度を誇る青い地底湖が有名です。洞内の総延長はわかっている部分で3,600mあり、そのうち700mを公開。現在も調査は進んでおり、総延長は5,000m以上と推定されています。
8つある地底湖のうち3つが公開されており、第3地底湖は水深98m、非公開の第4地底湖は水深120mと日本一の深さを誇ります。洞内の照明をLED化することにより、より幻想的な世界を演出しています。
7.宮城蔵王キツネ村(宮城)
宮城蔵王山麓にある「宮城蔵王キツネ村」は、100頭を超えるキツネが飼育されており、キツネをすぐ近くで見られるテーマパークとして、海外からの観光客も多い人気スポットです。
外に逃げ出さないよう柵で仕切られた放し飼いエリアでは、指定の場所からエサやり体験も可能。その他、うさぎやヤギ、ミニホースも飼育されており、エサやりなどのふれあいができます。750台分の駐車場も完備!