だるい、元気が出ないも気圧のせい
天気痛のおもな症状は、こめかみの辺りがズキズキ痛む「片頭痛」や、頭をベルトで締めつけられるように痛む「緊張型頭痛」。首こりや肩こり、ひざ痛や腰痛、めまいや耳鳴り、さらには更年期障害に至るまで様々です。
写真はイメージです。
また、気圧の変化に左右されるのは、身体症状だけではありません。
「だるい、イライラする、元気が出ない、うつっぽい、不安が大きくなるなど、心に関する諸症状が起こることがあります。春から梅雨にかけては気圧変動が大きく、それがストレスになって不調をきたしやすいのです」
天気痛の症状に心当たりがある人もいるのではないでしょうか。それでは佐藤先生がおすすめする天気痛の予防策と、緊急対処法をチェックしてみましょう。
内耳の血行をよくする「くるくる耳マッサージ」
気圧の変化を察知するのは内耳であるため、予兆を感じ始めた時点で、内耳の血行は悪くなり始めています。そこで、天気痛の予兆を感じたときや、明日雨が降るとわかったときに行ってほしいのが「くるくる耳マッサージ」です。
これを実践すると、耳周りの血行がよくなり、天気痛の症状をやわらげることができますよ!
両手の親指と人さし指でそれぞれの両耳を軽くつまみ、上に向かって5秒間引っぱる。同様に外側に向かって5秒間、下に向かって5秒間引っぱる。
2. 両耳を軽くつまみ、外側に引っぱりながら前から後ろに5回、ゆっくりと大きく回す。
- 耳の上部と耳たぶがくっつくように耳を半分に折り曲げ、5秒間キープする。
4. 両手のひらで両耳をそれぞれ覆い、耳を軽く押さえながら前から後ろに5回、ゆっくりと大きく回す。