メールなどで会話を交わすのと、実際に会ってみるのとでは、相手に対する印象が異なることは多いもの。遠藤沙知代さん(仮名・30)は、マッチングアプリで親しくなった男性に対してそう感じたため、交際を拒否した一人。
※イメージです(以下、同じ)
チャラくない年上男性の低姿勢なトークにキュン
沙知代さんはコロナ禍で出会いの機会をなくしたため、マッチングアプリを利用していました。しかし、思っていたよりもトークのノリが軽い男性ばかりで、うんざり。なれなれしいタメ語のトークが最初から送られてきたり、会ってもいないのに「LINEを交換したい」と執拗に迫られたりしたため、相手の男性と連絡を断っていました。
「全体的に、みんなチャラい感じがしました。やっぱりアプリだと、遊び目的な人が多いのかも……と落胆していたんです」
そう思いながらも、アプリを続けていたある日。1歳年上の男性と、マッチングします。彼はそれまでマッチングした男性とは違い、かっちりとしたトークをしてくれました。
「まず、一人称が俺や僕ではなく、私でした。それに、今までマッチングした相手はどちらかというと上から目線な人が多かったのですが、彼は低姿勢。その控えめな感じが、すごく素敵に見えました」
ついにデートの誘い。電話で話してみることに
その後、しばらくやりとりを続けても、彼の丁寧な言葉遣いや控えめな姿勢は変わりません。やがて、彼から「直接お話したいと思ったので、もし、よろしければお会いしませんか?」との誘いが。
しかし、沙知代さんはマッチングアプリで知り合った男性と1度も直接会ったことがなかったため、少し怖く思い、「会う前に電話をしたい」と告げました。
「トークよりも電話のほうが、より人柄が分かりそうだなと思って。電話で盛り上がらなかったら、会うのを断ろうと考えていました」
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