スターバックスやドトールの原価率は?

(写真=PIXTA)

ここで気になるのが、個人経営のカフェとは違い、街の一等地などに大きな店舗を構えていることも多い、スターバックスやドトールなどの原価率です。コーヒー1杯の純粋な原価率は不明ですが、スターバックスの場合、トータルの原価率(食材費率)は約25%、ドトールが約40%というデータもあります。

なお、これはコーヒー以外の飲み物や食べ物も含めた数字です。そのため、最初にご紹介したコーヒーの原価率と純粋に比較できるわけではありません。

コンビニコーヒーの原価率は?

(写真=PIXTA)

最後に、今ではすっかり定番となったコンビニのコーヒーの原価率も見てみましょう。例えばセブン―イレブンの場合、安いものなら1杯が税込みでも100円という低価格で購入できます。高級キリマンジャロ豆を使用したものでも税込み110円から購入できるので、原価率は比較的高いことが想像できるでしょう。

セブンコーヒーに関しては、原価率が50%近いのではないか、という臆測が流れたこともあります。いずれにしても、コンビニの場合はコーヒーが利益を上げるメイン商品ではないこともあり、低価格で美味しいコーヒーの提供が可能だと考えられるでしょう。

カフェでのんびりできる時間はプライスレス

(写真=PIXTA)

コーヒーの原価率は12%程度と高くはありませんが、コーヒー1杯を提供するには、原材料費以外に家賃や人件費などさまざまな費用が発生しています。「コーヒー1杯でなぜこの値段なのか」ではなく、「カフェでのんびりコーヒーを飲む時間を買っている」と思えば、同じコーヒーでもより美味しく感じられるかもしれません。

文・中村あずさ

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