学校で「お金の授業」がない

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学校でお金やお金の使い方について習った記憶ってありますか。実は、世界を見てみると、義務教育の教育課程でお金について学ぶ、という国は数多く存在しています。お金についての考え方や使い方だけではなく、金融商品や投資について学ぶ学校もあるというのですから、日本人にとっては驚きかもしれません。

そういう国の人々にとっては、日本人が学校で「お金の授業」を受けていないということは驚きだと言います。日本人は概して収入が多い人も多い割に、投資や運用に苦手意識がある人も少なくありません。学校でそういった教育がされていないことも原因の一端と言えるのかもしれません。

お金の使い方にも「お国柄」が出る?

(写真=Bobex-73/Shutterstock.com)

アメリカや香港のように歴史的に翻弄された国では投資・運用して「資産を育てる」という意識が高かったり、オーストラリアやニュージーランドのように気候に恵まれた国ではお金周りでも細かいことに執着しなかったり、あるいはイギリスやアメリカ・カナダのようにキリスト教的背景の濃い国では寄付文化が生活に根付いているなど、お金の使い方にもその国の特徴があります。

日本人の貯蓄好き・節約好きも、災害が多い地域で普段から備えを欠かさずにきた特性かもしれません。また、旅行やブランド物には糸目をつけない使い方も、いかにも「宵越しの金は持たない」といった江戸の風情を感じます。

文化やお国柄は、芸術や自然だけに出る物ではありません。むしろ、人間の生活に深く根付いた「お金」という文化も、その国の特色をはっきりと映し出すものの一つと言えるかもしれません。

文・Mayu

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