特に、協調性や思いやりの部分でクローズアップされがちな日本人の国民性ですが、あなたは「日本人らしい」というと、どのようなことが思い浮かぶでしょうか。列にきちんと並ぶ、NOと言えない、流行に敏感……など、いろいろなイメージがありますよね。実は、お金の使い方にも国民性があるのですが、知っていましたか。
日本人のお金の使い方は、外国の方からどのように見られているのでしょうか。今回は、あまり注目されない「お金の国民性」について紹介します。
たくさん稼いであまり使わない
海外に出ると、「日本人はお金持ち」と言われることがよくあります。しかし、観光地のお土産物屋さんなどでは、「日本人はあまりお金を使わない」と言われることも。じっくり話を聞いてみると、「日本人はたくさんお金を稼いでいるのに、全然使わないよねー」とのことです。
たしかに、日本人は普段の生活で節約して、将来や目標のために貯金をしているという人は少なくありません。ヨーロッパの方ではあまり貯蓄文化のない国も多く、そういう国の人から見たら、「日本人は稼いでいるのになぜ使わないの?」と不思議に映るのかもしれません。
食べ物は節約、服はブランド
一方、そんな風に言われる国でも、高級ブランド店が軒を連ねる通りに入ると、これまたたくさんの日本人に遭遇します。そのため、同じ国でも人によっては「日本人は高級品好き、たくさんお金を使う」というイメージを持っている人も多いようです。
日本に在住し、ある程度日本人の生活をよく知る外国人からは、「普段の生活は節約しているのに、急にパーッと使うよね」という声も聞かれます。日用品や食料品を買う際にはチラシを熟読し、複数のお店を使い分けて10円単位で節約するけど、旅行や自分へのご褒美はケチケチしたくない!という考え方に共感できる人も多いのでは。
海外では逆に日用品のちょっとした価格の違いはあまり気に留めないけれど、大きな買い物の時にはとにかく値切る!交渉する!という人も多く、日本人の買い物スタイルには戸惑うことも多いのだとか。