大坂なおみさんを中心に、日本人女子テニス選手の活躍も目立っていますね。WTAツアーに参加する歴代女子テニス選手の中で、史上最強の女子テニスプレイヤーは誰なのでしょうか。今回は女子テニス選手の歴代最強ランキングTOP27を紹介していきます。
女子テニスの世界ランキングで歴代最強は誰?
来年はいよいよ東京にオリンピックがやってきます!テニスもオリンピック競技として白熱の戦いが予想されます。
さて、テニス界では、強さを証明する世界ランキングというランクシステムがあります。さて、ここで気になるのが、100年以上の歴史を誇る女子テニス界の中で、歴代最強なのは誰なのかということです。
今回は独自のリサーチで、優勝回数や対戦成績などのデータをチェックして、ランキング形式でオールタイムの最強女子テニスプレーヤーをピックアップしました♪
優勝回数が最高なのは?
テニスは国際テニス連盟が定めた四大大会(全豪オープン、全仏オープン、ウインブルドン選手権、全米オープン)があり、それらすべてを制することをグランドスラムといいます。
それぞれの大会が世界の頂点を決める大会といえますが、これらの大会で優勝した回数がもっとも多い選手は誰かを見ていきます。
第3位は、ドイツのシュテフィ・グラフ選手で優勝は22回。第2位はアメリカのセリーナ・ウイリアムズ選手で23回。
気になる第1位はオーストラリアのマーガレット・スミス・コート選手で24回となっています。
このうち、セリーナ・ウイリアムズ選手だけが現役ですので、今後四大大会での優勝回数記録を塗り替える可能性はあります。
名誉ある歴代世界最強の称号を手に入れることができるのでしょうか。セリーナ・ウイリアムズ選手の今後には注目が集まっています。
あの日本人選手は何位にランクイン?
それでは女子テニス歴代日本人選手の世界ランキングはどうなっているのでしょうか?
ベスト10にランクインした選手はこれまでに3人います。日本人最高位第3位は杉山愛選手の世界ランク8位でした。しかし、杉山愛選手はダブルスで世界ランク1位を獲得しています。これは日本人初の快挙となりました。
日本人最高位第2位は伊達公子選手が1995年にランクインとなった世界ランク4位です。
そして、日本人最高位第1位は2019年の全豪オープンで初優勝を遂げ、シングルス世界ランク第1位に輝いた大坂なおみ選手です。
女子テニス選手歴代最強ランキングTOP27!
それではここからは、女子テニス選手歴代最強ランキングを見ていきます。第27位からベスト1まで一気にご覧ください。
㉗エリナ・スビトリナ(ウクライナ)
名前:エリナ・スビトリナ(Elina Svitolina)
生年月日: 1994年9月12日 (年齢 25歳)
出身地: ウクライナ オデッサ
身長: 174 cm
体重: 60 kg
国籍: ウクライナ
四大大会の最高成績は、2019年全英オープンでのベスト4で、世界ランキングの最高位は3位となっています。安定したグラウンドストロークで、派手さはなくとも確実なプレーで好機を作り上げていくタイプの選手です。
㉖大阪なおみ(日本)
名前:大坂なおみ(おおさかなおみ)
生年月日: 1997年10月16日 (年齢 22歳)
出身地: 大阪府 大阪市 中央区
身長: 180 cm
国籍: 日本
優勝回数: 2回(全豪1・全米1)
第26位には日本から大坂なおみ選手がランクインです。「大坂選手はもっと高位では?」との声も聞こえてきそうですが、まだ若く、これからの将来は期待に満ちています。
男女を通じてアジア人初の世界ランキング1位は歴史的快挙となりました。180cmから繰り出される豪快なハードパンチャーなグラウンドストロークが持ち味です。
㉕スベトラーナ・クズネツォワ(ロシア)
名前:スベトラーナ・クズネツォワ(Svetlana Kuznetsova)
生年月日: 1985年6月27日 (年齢 34歳)
出身地: ロシア サンクト・ペテルブルグ
身長: 174 cm
体重: 73 kg
2004年の全米オープンと2009年の全仏オープンの覇者であり、世界ランキング最高位は2位となっています。強烈なスピンのかかるストロークが持ち味で、対戦相手をキリキリ舞いにするプレースタイルが特徴です。
㉔ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)
名前:ビクトリア・アザレンカ(Victoria Azarenka)
生年月日: 1989年7月31日 (年齢 30歳)
出身地: ベラルーシ ミンスク
身長: 183 cm
国籍: ベラルーシ
ベラルーシ人で初めて世界ランキング1位に輝いた選手です。2012年と2013年の2年連続で全豪オープンを制しました。
両手打ちのバックハンドストロークは剛柔自在で、パワーとテクニックを併せ持つ選手として知られています。
㉓アグニエシュカ・ラドワンスカ(ポーランド)
名前:アグニエシュカ・ラドワンスカ(Agnieszka Roma Radwańska)
生年月日: 1989年3月6日 (年齢 30歳)
生まれ: ポーランド クラクフ
身長: 172 cm
引退年: 2018年
2012年のウインブルドン選手権での準優勝が、四大大会における最高成績でした。自己最高ランキング世界2位です。
両手うちのバックハンドから球際を非常に細かく打ち分け、ジワジワと追い詰めていく試合巧者の一面がありました。2018年、29歳の時、健康問題を理由に惜しまれながら引退しました。
㉒スローン・スティーブンス(アメリカ)
名前:スローン・スティーブンス(Sloane Stephens)
生年月日: 1993年3月20日 (年齢 26歳)
出身地: アメリカ合衆国 フロリダ州
身長: 170 cm
体重: 61 kg
優勝回数: 全米オープン1回
2017年全米オープンを制し、ポスト「セレーナ・ウイリアムズ」と騒がれた期待の新星です。世界ランキング最高位は第3位となっています。
いまや180cm台の大柄な選手も少なくない女子テニス界の中で、170cmと小柄ながら、強烈なスマッシュを打てるパワープレイが特徴です。
㉑シモナ・ハレプ(ルーマニア)
名前:シモナ・ハレプ(Simona Halep)
生年月日: 1991年9月27日 (年齢 28歳)
出身地: ルーマニア コンスタンツァ
身長: 168 cm
優勝回数: 2回(全仏1回・全英1回)
国籍: ルーマニア
2018年の全仏オープン、2019年の全英オープンを制し、目下もっとも波に乗っている選手といってもいいでしょう。世界ランキング最高位は1位に輝いています。
高い身体能力を持ち、コートを縦横無尽に駆け回りながら粘り強いテニスをするのが特徴です。
一方、「Hカップ」とも報道されるバストの大きさにスポーツ選手として悩み、サイズを縮小する手術を実施したことでも話題になりました。今後の活躍が大きく期待されています。
⑳ペトラ・クビトバ(チェコ)
名前:ペトラ・クビトバ(Petra Kvitová)
生年月日: 1990年3月8日 (年齢 29歳)
出身地: チェコ ビーロヴェツ
身長: 183 cm
国籍: チェコ
利き腕: 左利き
ウインブルドン選手権で二度の優勝を果たしており、世界ランキング最高位は2位となっています。
利き手の左腕から繰り出されるサーブスピードの速さは群を抜いています。スライスサーブでダウンザラインに決めていくプレーがパターンとなっています。
⑲キャロリン・ガルシア(ドイツ)
名前:キャロリン・ガルシア(Caroline Garcia)
生年月日: 1993年10月16日 (年齢 26歳)
出身地: フランス サン=ジェルマン=アン=レー
身長: 177 cm
体重: 61 kg
四大大会の最高成績は、2017年の全仏オープンベスト8となっています。キャリア最高位はシングルスで第4位、ダブルスで第2位です。
パワフルなストロークが特徴で、また正確なサービスエースを放ち、得点に結びつけていくプレースタイルです。
⑱アンゲリク・ケルバー(ベネズエラ)
名前:アンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber)
生年月日: 1988年1月18日 (年齢 31歳)
出身地: ドイツ ブレーメン
身長: 173 cm
優勝回数: 3回(全豪1回・全英1回・全米1回)
2016年に全豪オープンと全米オープンを制し、2018年にウインブルドン選手権を制覇。あと1つ全仏オープンで優勝を飾ることができればキャリアグランドスラムを達成することができます。
世界ランキングは最高位は1位です。プロ入りから16年を経て、熟練のテクニックにさらに磨きがかかりっています。また、左利きのレフティとして、繰り出すサーブのスライスは絶品として定評があります。
⑰アメリ・モレスモ(フランス)
名前:アメリ・モレスモ(Amélie Mauresmo)
生年月日: 1979年7月5日 (年齢 40歳)
生まれ: フランス サン=ジェルマン=アン=レー
身長: 175 cm
引退: 2009年12月3日
2006年の全豪オープンとウインブルドン選手権で優勝を飾り、一躍トッププレーヤーとして世界にその名が知れ渡りました。
強烈なパワープレーを特徴とし、独特な片手で繰り出すバックハンドストロークを最大の武器としました。
⑯リンゼイ・ダベンポート (アメリカ)
名前:リンゼイ・ダベンポート(Lindsay Davenport)
生年月日: 1976年6月8日 (年齢 43歳)
出身地: アメリカ合衆国 カリフォルニア州
身長: 189 cm
引退: 2010年
四大大会では全仏オープン以外の全ての大会を制覇しました。リンゼイ・ダベンポート選手の強さはテニスファンなら記憶に深いところでしょう。
グランドスラムの達成はできませんでしたが、世界ランキングではシングルス、ダブルスともに1位を達成しています。
惜しまれながら2010年に引退しましたが、2014年にはテニス界への貢献が評価され、国際テニス殿堂に選ばれています。
190cm近い高身長から繰り出される角度のあるサーブ、また強烈かつ精密なストロークで、多くのライバルたちを苦しめました。
⑮キム・クライシュテルス(ベルギー)
名前:キム・クライシュテルス(Kim Clijsters)
生年月日: 1983年6月8日 (年齢 36歳)
出身地: ベルギー ビルゼン
身長: 175 cm
配偶者: ブライアン・リンチ (2007年から)
四大大会では全豪オープンで1回、全米オープンでは3回もの優勝を果たして無類の強さを誇りました。
2003年の全仏オープンで、ライバルのジュスティーヌ・エナン=アーデンと対決した決勝は、史上初のベルギー人同士による決勝ということで話題になりました。この試合ではキム・クライシュテルスは惜しく破れ、準優勝となっています。
オールラウンドなストローカーで、展開の早いテニスが特徴です。現在は引退の身にありますが、先日突如Twitterにて現役復帰を宣言し、多くのテニスファンを驚かせ、そして喜ばせました。