雨の日が続くと悩みのタネになるのが、愛犬とのお散歩。
外が大好きな愛犬のために、雨が降ってもお散歩に行きたい飼い主さんもいるかと思いますが、濡れて風邪を引いてしまう心配があったり、お風呂に入れて乾かす手間が増えたりするのは、ちょっと困り物ですよね。そんな時、さっと着せられて、さっと脱がすことができ、しっかり雨をはじくレインコートがあれば大活躍します!

上手にレイングッズを活用して、雨の日のお散歩を快適で楽しい時間に。

1.2022年は雨のあたり年

梅雨の走りが続いた5月もそろそろ終わり、いよいよ本格的な梅雨シーズンが到来。

気象庁が5月12日に発表した監視速報によると、2021年秋から「ラニーニャ現象」が発生しているとのこと。例年、ラニーニャ現象発生時は九州地方から近畿地方、そして東日本の太平洋岸で降水量が多くなることが予想されているので、今年の夏は雨が多い夏になることが予想されます。

2.雨の日でもお散歩は大切です

雨の季節が到来。レインコートを活用しませんか?
(画像=『犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)』より引用)

帰ってからが大変だから…と、雨の日のお散歩を敬遠している飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか。でも、愛犬にとって飼い主さんと出かけるお散歩時間は、ストレスを発散できる大切な時間です。

また、雨に濡れた道路や草木はいつもと違った感触・匂いが楽しめるため、愛犬の好奇心を満たすことにつながります。
もちろん、飼い主さんの運動不足解消にもつながり、愛犬にも人間にも良いことづくめです。長雨の季節であっても、できるだけお散歩をしてあげられると良いですね。

3.レインコートはいる?いらない?

この季節になると毎年のようにネット上で議論が起こるのが、「愛犬にレインコートを着せる行為は正しいか否か」問題。

不要論を唱える、科学者であり愛犬家であるアレクサンドラ・ホルウィッツ博士は、自著「犬から見た世界 ―その目で耳で鼻で感じていること」の中で、レインコートを着せることは支配的な行動で犬がプレッシャーを感じる行為なので「着せないで!」と唱えています。

でも、犬が人間と共に暮らす中で、“犬との生活をより良くする”ために考えられた手段を上手に使うことは、愛犬自身が幸せに生きるためにも大切なこと。
雨の中で散歩に行けずに窮屈な時間を過ごさせるよりも、レインコートに慣れさせ、レインコートを着せることは「人間の支配」ではなく「飼い主と愛犬が楽しい時間が過ごすため」の手段。愛犬にも無理なく共有していくことが暮らしやすさにつながると思います。

4.レインコートのメリット

雨の季節が到来。レインコートを活用しませんか?
(画像=『犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)』より引用)

では、レインコートを愛犬に着せることのメリットはどのようなことが挙げられるでしょうか?

メリット1 お手入れが時短になる

レインコートには、さまざまなメリットがあります。その筆頭が「濡れない・汚れない」というメリットです。

被毛がシングルコートの場合は比較的乾かすのが楽ですが、ダブルコートの場合は乾くまでに時間がかかるため、雨の中散歩をしてしまうとリカバリーが大変。
放っておくと毛玉が出来てしまうこともあり、汚れを拭き取った後、丁寧にブラッシングを行い、かつドライヤーで地肌までしっかり乾かさなければなりません。

レインコートがあれば、足回りや尻尾など、どうしても雨に濡れてしまう部分のケアで済み、お手入れ時間が短くなります。

メリット2 皮膚病を回避できる

愛犬の被毛を雨に濡れたまま放置してしまうと、カビや細菌などが繁殖する元となり、皮膚病を患ってしまうことも。また、高温多湿な環境は、ノミやダニなどの繁殖を助長することになりかねません。

なお、世界規模の大気汚染により、世界各地で問題になっている「酸性雨」のように、雨には真水とは違ったさまざまな成分が含まれていて、知らず知らずのうちに愛犬の健康を損なってしまう可能性も。
レインコートを着用すれば、そうした不安要素から愛犬を守ってあげることができます。