ヨガインストラクターとは、ヨガを通じてレッスン受講生の健康を促進し、ヨガの魅力や楽しさを伝えていく仕事をしている人たちのことです。
日本でも副業ブームが到来し、趣味の延長にとヨガインストラクターを目指す人も増えています。
では、日本でヨガインストラクターとして活躍するにはどうしたらいいのでしょうか。
ヨガインストラクターを目指すための方法を解説いたします。
今から目指すなら、RYT200(全米ヨガアライアンス)の資格一択
結論からいうと、今からヨガインストラクターを目指すなら、
「全米ヨガアライアンス協会」が認定する資格「RYT200」が絶対におススメです。
RYT200とは、1980年代にアメリカで誕生した非営利組織「全米ヨガアライアンス協会」が認定する資格のこと。
協会によって授業時間、内容、指導者のレベルなどの大枠が定められており、それらの基準を満たした認定校(RYS)にてヨガインストラクターとしての知識・技術を学びます。
RYT200を簡単に説明すると、「認定校にて200時間のヨガの勉強をした人」という証明です。
受講後は協会のホームページにRYT200保有者として登録することができます。
ヨガの起源は約4500年前
ヨガは今から約4500年前に生まれたと言われるほど歴史が古く、世界中にたくさんの流派が存在します。
流派をざっとあげれば、
アシュタンガヨガ、アイアンガーヨガ、シヴァナンダヨガ、沖ヨガ、ホットヨガ、パワーヨガ、陰ヨガ、リストラティブヨガ、クンダリーニヨガ、サップヨガ、ビーチヨガ…まだまだあります!
また、4500年前に生まれたヨガは、座法・瞑想と言われています。
後にアーサナ(ポーズ)と呼吸法(プラーナヤーマ)で構成されたハタ・ヨガが生まれました。
今、私たちがヨガとイメージするものは、このハタ・ヨガですが、流派によってその内容や教えは異なります。
採用担当者は何を基準に選ぶ?
ここで、ヨガインストラクターの採用担当者になったつもりで考えてみてください。
たくさんの履歴書が送られてきた中で、見たり、聞いたりしたことのないヨガの資格が書かれていたら、どう選んでいいか分からないですよね?
これは想像ですが、きっと全米ヨガアライアンスも、こうした悩みから統一規格を考えたのではないか、と思っています。
ですから、ヨガスタジオやスポーツジムなどの採用の現場では、「ヨガ(ハタ・ヨガをベースに)について少なくとも200時間は学んだ人間である」として、RYTの資格を重視する傾向にあります。
ヨガの複雑さから考えれば、そうせざるを得ない状況と言えますね。
ヨガインストラクターの職場や活動先
ヨガインストラクターの職場や活動先は下記のようなものがあります。
- ヨガスタジオ
- フィットネスクラブ/スポーツジム
- カルチャースクール
- 介護福祉施設
- 独立開業 など
ヨガインストラクターの主な雇用形態
ヨガスタジオやフィットネスクラブなどで働く場合は、
- 正社員
- 業務委託
のどちらの形態が多く、業務委託として活動する場合は1個所ではなく複数のスタジオと契約することが多いです。
RYTのヨガ資格なら、どこで学んでも同じ?
同じRYT200なら、どこで学んでも同じ?と思うかもしれませんが、実はスクール選びはとても大事。
スクールによって教える内容は大きく違います。
先ほど、「全米ヨガアライアンス協会がが大枠を決めている」と言いましたが、協会が定めているのはざっくりとしたもの。
そのざっくりとした基準に沿って各校で詳細なカリキュラムを作成しています。 ですので、トレーニング、実技:100時間といっても、各校で教える内容は全く異なるという訳です。
RYT200の基準
- トレーニング、実技:100時間
- 指導法:25時間
- 機能解剖学と生理学:20時間
- 哲学:30時間
- 指導実践:5時間
- 自習:20時間
また、200時間の中には実際に指導者から学ぶ時間として「コンタクトアワー」という時間が各々定められており、合計で180時間の直接指導が義務付けられています。 つまり、「200時間の内の180時間は、先生と顔を合わせながら学ばなければいけませんよ」と決められています。
ちなみにRYT200には、試験がありません。
200時間を学んだことの証明ですから、誘導が上手でも、そうでなくても、真面目に受講しても、ふざけて受講したとしても、RYT200の称号を得ることができます。
そこでYMCではRYT200の他に、IHTA認定のヨガインストラクター資格というものがWで取得できます。
この資格には実技と筆記の試験があります。 そのため、いくつかのヨガスタジオからは、YMC卒業生であれば一定の知識と技量を備えている、という評価をいただけています。