本当に本が必要だっただけ

「それからSが私のことをすごく下に見て話しているのが伝わってきたので、ササッと会話を切り上げました。とりあえずその場から逃げようと必死でしたね」

しかも例の漫画本の前表紙の裏には、作者のサイン&イラストが入っていて、Sさんの宛名もあったそう。

「私、そんなの全然気がついていなくて。Sは、本当にただ大事なサイン本を返して欲しかっただけで“復縁を迫られる”なんて私のバカな勘違いだったんですよ」

なんだかやり切れない気持ちになった真里奈さんは、新宿から明大前まで1時間以上かけて歩いて帰りました。

「歩いているうちに『結婚してるってそんなに偉いのかよ、馬鹿にしやがって』と涙が出てきて、つい婚活に励んでいる女友達に電話してしまいました」

さっそく真里奈さんは婚活アプリに登録し、今は結婚につながる出会いを探し中だそう。

「絶対にSよりいい男と結婚して見返してやる!とやる気充分です。まぁ婚活するきっかけをもらえたので、逆に良かったのかもしれません(笑)」

続いては姪っ子を溺愛する女性のお話です。

姪っ子へ心を込めてプレゼントを!

小松亜美さん(仮名・34歳・契約社員)は独身で、ここ2年間彼氏もいません。

「結婚なんてご縁なので、する時はするだろうし、別にコレだという男性に出会えなければ無理やりすることはないと思っているんですよ」

そんな亜美さんの弟(Yさん・31歳・メーカー勤務)は結婚して2年目。昨年、女の子(M菜ちゃん)が産まれました。

元カレとの復縁を期待したものの、彼の薬指に指輪が。さらにショックな一言も
(画像=『女子SPA!』より引用)

「姪っ子のM菜がとにかく可愛いくて。出産祝いは現金で渡したのですが、そのうちM菜に似合いそうなロンパースを見つけたらプレゼントしたいと思って、ちょいちょいネットでチェックしていたんです」

そして、やっと理想にピッタリのロンパースを見つけた亜美さんはワクワクしながら購入し、実家での集まりの時にYさん夫婦に渡したそう。

「すごく可愛いって2人共喜んでくれて、両親も『本当に似合っている、あつらえたようだ』ってM菜の写真をずっと撮っていたので…本当に良いプレゼントができて良かったなぁと思いましたね」