水晶の見分け方をご紹介します。クリスタルの名前でもお馴染みのパワーストーンですが、実は偽物も出回っているってご存知でしたか?せっかく購入しても、それが偽物だったら開運は期待できません。本物の天然水晶を自分でも見定められるよう、違いを覚えておきましょう。

水晶の天然石と人工物

透明な石英の結晶

水晶における本物と偽物の見分け方は?天然とガラス玉の違いチェック
(画像=『BELCY』より引用)

水晶は石英という鉱物の一種です。クオーツとも呼ばれる石英は二酸化ケイ素によって構成されていますが、自然発生するものは環境によって不純物が混ざることも。しかしほとんど不純物を含まず、無色透明なものが水晶と呼ばれます。

色付きは加工処理

水晶における本物と偽物の見分け方は?天然とガラス玉の違いチェック
(画像=『BELCY』より引用)

偽物というか、人工の水晶である可能性が高いです。そもそも色付きであればただの石英とも言えますし、天然の場合はモヤのような不透明のものが混ざり込んでいることはあっても、ステンドグラスのような全体が透明カラーになることはありません。透明の赤や青の水晶は、合成によって作り出されています。

形は六角柱

水晶における本物と偽物の見分け方は?天然とガラス玉の違いチェック
(画像=『BELCY』より引用)

水晶というと占い師が使う水晶玉を想起する人が多いでしょうが、本来は石英の特徴でもある六角柱をしています。水晶玉はもともと球体をしているのではなく、人の手によって加工が施されたものです。

逆に言えば、六角柱の塊であれば天然物の可能性が高まります。人工の技術では、このようなクラスターの形は生み出せないと言われています。ラッキーアイテムとして求めるのであれば、球体よりもむしろ原石の形を留めている方が良いでしょう。

見比べる前の注意点

そもそも偽物って何?

水晶における本物と偽物の見分け方は?天然とガラス玉の違いチェック
(画像=『BELCY』より引用)

上記でもいくつか触れましたが、天然の反対は人工です。人の手による加工処理は形を変えたり溶かして1から再構成したり、色をプラスしたり混ぜ合わせたりと様々な手段があります。

ここで注意したいのは、溶かすその材料は天然の水晶であるかもしれないこと。人工水晶や合成水晶、練り水晶などの名前で呼ばれていても、素材は天然という可能性があるんです。

ちなみに人工水晶はそのまま人の手が加わったもの、合成水晶は素材を2つ以上組み合わせたが故の呼び名、練り水晶は溶かして固めたものを指しており、全部人工物です。合成と練りは作り方が異なる可能性がある程度しか違いません。

自分にとっての本物を

水晶における本物と偽物の見分け方は?天然とガラス玉の違いチェック
(画像=『BELCY』より引用)

よってお店で天然物を探す際、ただ天然ものかどうかを尋ねても「YES」の答えしか返ってこないケースがあります。これは決して店員が嘘をついているのではなく、「素材は天然ものだから製品としても天然だ」という認識をしているからなんです。

水晶玉が良い例ですが、加工処理がそのまま偽物扱いにならないこともあります。なので求める際には、どういう状態の水晶が良いのか、何があなたにとって本物かを、自分でも考えておく必要があるでしょう。着色していない、中に何も入れていないなど、相談時に細かい指定をするのも有効な手段です。

偽物にパワーはないのか

そもそも天然そのままの形でない水晶は、パワーストーンとしてどうなのでしょうか?効果があるなら、よほど天然へのこだわりがない限り、入手も容易で比較の面倒さも省ける人工物でも良いですよね。

人工水晶自体に特別なパワーがあるとする話は聞かれませんから、あくまで天然水晶と同じだけの効果があるかに焦点を当てます。占いには様々なジャンルがありますが、風水など一部の占いでは、人工物を代替可能としているケースも見られました。

自然の力が欲しい人は天然にこだわるべし

水晶における本物と偽物の見分け方は?天然とガラス玉の違いチェック
(画像=『BELCY』より引用)

そもそも物質として見るなら変わりはないわけで、パワーストーンとしての効果に変化があるほうがおかしいとも思えますね。しかし一方で、人の手が加わること、自然界で培われるはずの力がないことに注目し、効果はないとするケースもあります。

パワーストーンと一口に言っても、どの占いで見るかで意味も上がる運気も変わってきます。物体としての水晶の質だけでなく、自分が求める幸運の内容も、どの占いに由来するものなのかを調べ、その占いの中で人工物がどういった扱いを受けているのか確認しましょう。

本物と偽物の区別方法

中に入っているゴミにも違いがある

水晶における本物と偽物の見分け方は?天然とガラス玉の違いチェック
(画像=『BELCY』より引用)

それを踏まえて、天然物と人工物との違いをさらに見てみましょう。石英は時に不純物が入っていることもあるとしましたが、不純物以外は透明なので、中には水晶として出回っているものもあります。

天然ものだからこそこうした不純物が入るわけで、本物の証とされていますが、合成水晶のような人工物でも中に入れることは可能です。

見分けるなら、天然にしか入り得ない物質を基準にしましょう。水晶の中に黄色く尖った針のようなものや、緑のコケのようなものがあれば本物。針はルチルで、コケはクローライトと呼ばれる鉱石の可能性が高く、これは人工で中に入れることができません。

マーブル模様は加工品

水晶における本物と偽物の見分け方は?天然とガラス玉の違いチェック
(画像=『BELCY』より引用)

反対に、明らかに人工の技術と思われるのが、絵画のようなデザイン。色の流し方や模様の描き方が均一であり、全体として整っているなら天然の可能性は低いです。例を挙げるならチェリー・クオーツが解りやすいでしょう。

判別できない方法には注意

水晶における本物と偽物の見分け方は?天然とガラス玉の違いチェック
(画像=『BELCY』より引用)

区別方法としてひびが入っていれば水晶の証と言われることもありますが、合成水晶などでも再現できる技術なので、天然かを見分けるのは難しいです。

また少し汚い水晶は偽物と思われがちですが、天然だからこそ汚れや傷ができてしまうと考えましょう。そもそも人工の水晶は、汚くする意味てありませんよね?本物に似せようと思うからこそ、綺麗に仕上げるものです。

天然物で綺麗な水晶はかなり稀少ですから、手に入れようと思ったらお金もかかります(だから人工で綺麗なものを作って補っています)。パワーストーンとしての力を期待するなら、見た目に惑わされないことも大事です。