【選民意識が強い人の心理的特徴②】ネガティブ思考

選民意識をこじらせている人の心理的特徴の2つ目は、ネガティブ思考の人がとても多い、ということです。

これは勉強していると、世の中のいろいろな負の側面が見えてきてしまうことが関係しているようです。

専門分野についての勉強を深めていくと、ニュースなどでは報じられることはない、裏のドロドロとした現実や、きな臭い陰謀論があることなどを知ることがあります。

高学歴エリートでも普通に仕事ができる人の多くは、そういったネガティブな観方も世の中の観方の1つなのだと受け流すことができるものです。

しかし選民意識をこじらせる人の多くが、自分が辛い受験勉強を頑張ってきたという思いや、他の人が経験してこなかった辛い経験をしていることもあって、ネガティブな考え方にとらわれてしまうことが多くあります。

ネガティブ思考は周りの空気を悪くして、仕事の効率も下げ、チームの士気も低下させるので、こういった選民意識の塊の人は煙たがられらてしまうのです。

【選民意識が強い人の心理的特徴③】頑固

選民意識をこじらせている人の心理的特徴の3つ目は、頑固で頭が固いところがあるということです。

東大卒の学歴エリートの人でも、普通に仕事ができる人というのは、入社した時には多少、高学歴特有の思考の偏りを持っていたとしても、会社に入っていろいろな人と接する中で、自分の考え方の偏りに気が付いて、自分で修正して普通に仕事ができるようになっていくものです。

ところが選民思考をこじらせてしまう人の多くが、頑固で頭が固すぎて、自分の考え方の偏りを認められずに、他の人の意見を取り入れることができません。

そのために、いつまでも入社した時のままの思考から成長することができずに、気が付けば自分で謙虚な姿勢で学び続けている2流大学3流大学、下手をしたらFラン大卒の同期に大きな差を付けられてしまっているのです。

【選民意識が強い人の心理的特徴④】妙な使命感

選民意識をこじらせている人の心理的特徴の4つ目は、妙な使命感を持っている人が多い、ということです。

これは高学歴エリートをこじらせた人にも多いのですが、普通の人は経験しないような辛い経験を乗り越えたような人にも多くみられる現象です。

またボランティア活動などに目覚めてしまって、のめり込み過ぎた人にも多くみられます。

自分は、この問題を解決するためにこの世に生まれてきたのだ、というような妙な使命感にとらわれて普段から生きていて、周りの人にも自分の価値観を押し付けようとします。

活動へしつこく誘ってきたり、何かモノを売りつけようとしてくることもあり、周囲の人から煙たがられるのですが、空気を読めない人も多いので、本人は全く動じていないものです。