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2020/02/02

SBI証券のiDeCo(イデコ)を選ぶデメリットはある?

(写真=PIXTA)
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SBI証券のiDeCoは、商品数が豊富でラインナップが充実していると人気の金融商品です。しかし、金融商品にはメリットばかりではなくデメリットもあります。そこでこの記事では、SBI証券のiDeCoについて、その特徴を説明するとともに、どのようなメリットがあるのかについてまとめました。メリットだけでなくデメリットを紹介するとともにポートフォリオの組み方について簡単な指針も解説します。

SBI証券のiDeCoの特徴

(写真=PIXTA)

SBI証券のiDeCo(個人型確定拠出年金)の特徴としては、以下の2点が挙げられます。
  • 2つのプランを選択
  • 豊富な商品数
SBI証券の大きな特徴は、「オリジナルプラン」「セレクトプラン」の2種類から、どちらか一方のプランを選ぶ点です。オリジナルプランでは、多彩な35商品の中から自分の投資戦略に合わせたポートフォリオを組みます。一方、セレクトプランはオリジナルプランに比べて低コストと多様性をさらに追及した商品ラインナップ。どちらのプランもiDeCoとして認められている商品数の35本を満たし、選択肢が豊富です。

SBI証券のiDeCoを選ぶメリット3点

(写真=PIXTA)

SBI証券のiDeCoを選ぶメリットをまとめると、主に以下の3点です
  • 基本的に信託報酬が安い
  • バランスファンドが多く選択肢が豊富
  • 運用管理手数料が無料
基本的に信託報酬が安い点は、SBI証券を選ぶ大きなメリットの一つです。特に、セレクトプランを選べばiDeCoを提供している他社と比較しても信託報酬は最安水準。これから新規でSBI証券のiDeCoに加入するならセレクトプランにするとiDeCoを続けるコストも軽減できます。また、商品ラインナップの中でもバランスファンドが多く自分の希望に近い金融商品が見つかりやすい点はメリットです。

選択肢が多いと変動リスクを抑えたタイプから積極的にリターンを求めるタイプまで自分の考えているポートフォリオを組みやすいためメリットといえます。さらに運用管理手数料が無料であることも見逃せません。他社では運用管理手数料が必要な場合もあるので、この点も大きな魅力です。

SBI証券のiDeCoを選ぶデメリット3点

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このようにメリットの多いSBI証券のiDeCoですが、それでも注意しなければならない点もあります。

SBI証券のiDeCoを選ぶデメリットは以下の3点です。
  • 先進国株式とインデックスファンドの信託報酬が高め
  • オリジナルプランからセレクトプランへの乗り換えにはいったん現金化が必要
  • 給付に関する自由度が少々低い
一番のデメリットは、先進国株式とインデックスファンドの信託報酬が少々高めだという点です。例えば、オリジナルプランの国際株式グローバルタイプの「朝日Nvestグローバル バリュー株オープン (愛称:Avest-E)」は信託報酬1.98%、国内株式日本株の「スパークス・日本株式スチュワードシップ・ファンド (愛称:対話の力)」は1.87%+成功報酬など。「国内外の株式にバランスよく投資したい」と考える人には気になる点です。ただしセレクトプランを選べば、信託報酬は業界最安水準となります。

セレクトプランは2018年11月より新しくできたプランですのでオリジナルプランから乗り換えたいと考える人もいるかもしれません。しかし乗り換えるためには、いったんオリジナルプランを現金化する必要があり乗り換えまでに2~3ヵ月のブランクが出てしまいます。この期間は運用もできないため、この点もデメリットの一つです。

また、給付に関して自由度が少々低い点も気になるポイント。SBI証券の場合、給付期間は5年または10年の選択制ですが、他社では5年以上20年以下の年単位と柔軟性を持たせています。給付期間中の受け取りスパンも年1回・2回・4回・6回のみで12回(毎月)を選べない点がネックです。さらに実際に給付を受ける際、「年金として受け取るか」「一時金として受け取るか」についてSBI証券ではどちらか一方しか選べません。

iDeCoは、受取時の税制優遇措置が2パターン用意されており年金として受け取る場合と一時金として受け取る場合それぞれに対応しています。他社では混合型を選んでどちらの優遇措置も受けることができますが、SBI証券はどちらか一方のみです。

SBI証券のiDeCoでどうポートフォリオを組む?

(写真=PIXTA)

SBI証券のiDeCoを使うメリットとデメリットについて理解を深めたら次に考えたいのがポートフォリオです。安全性重視の定期預金から多少のリスクを取って大きなリターンを目指すインデックスファンドなどをどのような割合で組み込むと良いでしょうか。20~30代の若いうちは、積極的にハイリターンを取りに行く商品を中心にポートフォリオを組み、資産を大きく増やすことを考えましょう。

例えば、40代に入ると少しずつ元本保証の定期預金の割合を増やしていきます。さらに50~60代には安定資産の割合を増やすことを検討してみましょう。実際に年金として受け取るタイミングが近づいてくるため安定商品にシフトすることで価格変動リスクを抑えることができます。若いうちは積極的に受け取りが近づいてきたら安定資産に少しずつシフトする方針でポートフォリオを検討してみてください。

iDeCo選びは慎重に考えよう

SBI証券のiDeCoは、商品ラインナップの豊富さや運用管理手数料が無料であることなど選ぶメリットの多い金融商品です。しかし、特に年金の給付に関してなどデメリットも存在するため、他社と比較して慎重に選びましょう。

文・藤森みすず

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