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2019/03/15

5分で分かる「企業年金」と「厚生年金」の違い

(写真=Monkey Business Images/Shutterstock.com)
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自分の会社の退職金制度や年金制度について、よく知らないという方は少なくありません。特に企業独自の年金制度と国の年金制度は混同されがちです。そこで、よく間違えられやすい企業年金と厚生年金の違いについてお伝えします。

厚生年金は2階、企業年金は3階

(写真=Kelly Marken/Shutterstock.com)

日本の年金制度は3階建てといわれています。1、2階が公的年金で、3階は私的年金です。

1階部分は、日本に住んでいる20歳以上60歳未満のすべての人が加入する国民年金。2階部分に、会社員や公務員が加入する厚生年金があります。法律上、株式会社などの法人は、社長1人の会社でも厚生年金に加入することになっています。ですから、法人にお勤めの方であれば、厚生年金には必ず加入します。なお、個人経営の事業所については加入が任意のケースがありますから、厚生年金に加入しているとは限りません。

企業の中には社員の老後のため、さらに独自の年金制度を上乗せするところもあり、それが3階部分の企業年金です。

厚生年金保険料は労使折半、企業年金は企業によってさまざま

自分自身が厚生年金に加入しているかどうかは、給与明細を見れば分かります。厚生年金の保険料は会社と従業員が半分ずつ負担しますから、給与明細に「厚生年金保険料の金額」が記載されていれば、厚生年金に加入しているということです。

一方、企業年金は制度を導入する・しないは企業次第です。企業年金制度があるとしても、従業員全員が制度に加入しているとは限りません。一定の職種のみを加入対象としたり、従業員が加入を選択したりできるケースもあります。

企業年金の掛け金については、厚生年金が労使折半であるのに対し、企業年金は企業が負担するケース、企業と従業員がお互いに拠出するケース、従業員のみが拠出するケースなど、企業年金の制度によってさまざまです。