貯める&備える
2018/03/09

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一生独身かも…老後が不安な40代女性の幸せ貯金計画

(写真=Syda Productions/Shutterstock.com)
(写真=Syda Productions/Shutterstock.com)
もしこのまま「おひとり様」として生きていくことになったら、老後は大丈夫かな?今の貯金額で足りるかな?もし足りなかったらどうしよう!

ファイナンシャル・プランナーとしてお金の相談を受けていると、このような不安に駆られている女性にとても多く出会います。

実際、日本人女性が65歳まで生きる確率は94.3%、平均寿命は約87歳という厚生労働省の統計(2016年調査)があります。「老後生活」はほとんどの方に訪れ、数十年続く可能性があるということがわかりますね。

安心して年齢を重ねていくために必要な貯金はどのくらいなのでしょうか?

独身女性が老後について考えるための5つの質問

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(写真=franz12/Shutterstock.com)

老後に必要な貯金額はどんな生活を送りたいかによって大きく変わってきます。次の5点を考えてみましょう。
  1. 何か「老後にやってみたい」と思っていることはありますか?
  2. 何歳まで働きたいですか?
  3. どこに住みたいですか?    
  4. 誰と過ごしたいですか?
  5. 老後のあなたは何をしているときが一番幸せだと思いますか?
貯金額の心配をする前に、まずは自分にとっての「理想的な老後生活」とはどのようなものかを考えてから、それに必要な費用を計算していくという順番が大切です。

理想の老後生活に必要な貯金額を計算する方法は?

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(写真=Leszek Czerwonka/Shutterstock.com)

理想の老後生活が決まったら、以下の式でざっくりと必要資金を算出してみましょう。

(平均寿命【87歳】 - 定年【仕事を辞める年齢】)× 1ヵ月にかかる生活費 × 12ヵ月

例えば、毎月20万あれば満足に暮らしていける女性が65歳の定年まで働き平均寿命まで生きるとすると、

(87歳 - 65歳)× 20万 × 12か月 = 5,280万円

になります。

もちろん、もっと長生きしたり、もっと早く仕事を辞めたり、もっとお金をかけた暮らしを望む場合はこの金額も大きくなりますね。あとは、自分が亡くなった場合の葬儀費用がかかります。

「おひとり様」には、夫も子どももいないため大きな財産を残す必要はないかもしれませんが、葬儀や死後の手続きなどでほかの親族や親しい人の負担が大きくなりすぎないようにしましょう。葬儀費用の全国平均額は200万円くらい。この程度は用意しておけるとスマートですね。

>【関連記事】独身女性が安心できる貯金額はいくら?

老後にもらえるお金のチェックリスト


必要な資金額がわかったら、次はもらえるお金を計算します。以下のリストから、自分が加入しているものをチェックしましょう。
  • 老齢基礎年金 ……国民全員
  • 老齢厚生年金 ……会社員や公務員など
  • 国民年金基金、小規模企業共済 ……個人事業主や会社役員など
  • 企業年金(厚生年金基金、確定給付型、企業型確定拠出型、中小企業退職金共済など)……勤務先による
  • 個人型確定拠出年金(iDeCo) ……自分で自分のために用意するもの
  • 保険(個人年金保険、生命保険満期金など) ……自分で自分のために用意するもの
  • そのほか ……自分で仕事をしたり運用で増やしたりして得る収入

もらえるお金の金額はいくら?

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(写真=boonchoke/Shutterstock.com)

老後もらえる額は、ざっくりと次の式で計算できます。

(平均寿命【87歳】 - 定年【仕事を辞める年齢】)× 年金額 + 退職金

先ほどの例の方だと、

(87歳 - 65歳)× 160万 + 1,500万 = 5,020万円

となります。詳しく見ていきましょう。

公的年金の金額はどのくらい?

公的年金は、国民年金保険料を納めた期間や厚生年金の加入期間などを合計した年数が10年以上あればもらえます。もらえる時期は原則65歳からですが、減額して60歳から、増額して70歳から、など調整もできます。もらえる金額はそれまでの働き方によるため、人によってかなり差があります。

例えば、老齢基礎年金は20歳~60歳まで40年間保険料を払うと、満額の約78万円が1年間にもらえます。しかし、今回の例の場合、老齢基礎年金は、加入期間が35年ですから満額はもらえず、年間60万程度になります。

厚生年金の金額はどのくらい?

会社員や公務員の方は、この老齢基礎年金に加えて老齢厚生年金もあります。

会社員として厚生年金に35年間加入していて、その間の平均年収が500万円弱くらいという方の場合、もらえる厚生年金額は年間100万円ほどです。

先ほどの基礎年金と、厚生年金を合わせると、ざっくりですが年間約160万円が年金収入になります。

加入期間が長ければ長いほど、現役時代のお給料が高ければ高いほど、金額が大きくなります。

より詳しく確実な金額を知りたい方は、日本年金機構のサイト「ねんきんネット」や毎年届く「ねんきん定期便」で確認するか、年金事務所等に問い合わせてみるのもいいですね。

退職金はどのくらい?

「退職金1,500万円」はだいたいの平均額として入れてみました。当然ながら勤めている会社や勤続年数などによって違いますので、ご自身の会社の制度をチェックしてみてください。

お勤めの会社で退職金や企業年金制度がある方や、自分で確定拠出年金や個人年金保険などで用意している方にはその分がさらにプラスされます。

65歳までに毎月いくら貯めたらいい?計算方法

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(写真=Bohbeh/Shutterstock.com)

ここまで計算してきた、ご自身の「かかる費用」と「もらえる金額」を比べてみましょう。その差額が、老後に向けて最低限貯めておくべき金額です。上記の例の方の場合5,280万-5,020万=260万円ですね。貯金できる額は以下の式で計算できます。

(定年【仕事を辞める年齢】 - 現在の自分の年齢)× 1ヵ月にできる貯金額 × 12ヵ月

例えば、定年が65歳で現在40歳の女性が毎月1万円ずつコツコツ貯金すると、

(65 - 40)× 1万円 × 12ヵ月 = 300万円 となるので、目標額クリアですね。

老後、体が弱ってくると病気や介護などの不安も出てきますので、お金はあるに越したことはありません。その分までの貯金はちょっと厳しいかも……という方は、貯金が無くても出費に備えられるよう、保険の活用なども考えましょう。

老後資金を貯める3つのコツ

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(写真=Syda Productions/Shutterstock.com)
  1. 必要な金額とその理由を明確にする
  2. 我慢しすぎずメリハリをつける
  3. ゲーム感覚で楽しむ
3つ全部に共通することですが、「貯金=つらいこと」と思ってしまうと、なかなか積極的に頑張れませんし、老後までの数十年の間に疲れてしまいます。楽しく前向きに取り組める仕掛けを作りましょう。

お金以外に蓄えておきたい「資産」3つ

  1. 稼ぐスキル
  2. 見極める力
  3. 頼れる人
稼ぐスキルがあれば、もし貯金が多少苦手でもなんとかなります。ただ、お金をたくさん貯めることができても、悪い人に騙されたり変な情報に乗っかったりしてしまっては元も子もありません。見抜けるだけの知識を身につけましょう。

最後が一番重要です。お金もスキルも知識も何も持っていなかったとしても、頼れる人にお願いするだけで突破できることもあります。何かあれば自分を助けてくれる人とのコミュニケーションを日頃から大切にしましょう。

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文・馬場愛梨(ファイナンシャルプランナー・心理カウンセラー)

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