貯める&備える
2018/11/11

スムーズな貯金のポイントは貯金口座を2つに分けること。そのメリットとは?

(写真=CAT SCAPE/Shutterstock.com)
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一念発起して銀行に新しく口座を作り、貯金を始めてはみたものの、予想もしていなかったことにお金が必要になって、すぐに口座からお金を下ろす羽目になったことはありませんか?

預けたお金をすぐ引き出すことを繰り返すと、「どうせ引き出すならこのまま持っていよう」と考えるようになり、結果的に貯金することが面倒になってしまいます。今回はそれを防ぐために、貯金口座を2つ作ることのメリットをご紹介します。

突然の出費でお金が思うように貯まらない?

(写真=tickcharoen04/Shutterstock.com)

これまで貯金をしてこなかった人の場合、月々の手取りから生活費を引いて、余った分を貯金しようとしても、実際はなかなかうまくいきません。

なぜなら、急に生活水準を変えることは、誰にとっても大変なことだからです。貯金をするときは、まず月々の手取りから貯金額を口座に移し、残りの額で生活をやりくりする、という方法が正しい順番になります。

ただし、こうしてせっかく貯金を始めても、人生では突然お金が必要になることがよくあります。例えば、急に洗濯機が故障したり、後輩の結婚式に招待されたり、友人に海外旅行に誘われたり……。

せっかくコツコツ貯金を始めているのに、すぐに引き出すことを繰り返していては、そのうち貯金する意欲も薄れていきますよね。

将来のための口座と突然の出費に備える口座を分けてみよう

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毎月の予算どおりに生活ができることはまれで、突然お金が必要になるケースはたびたび起こり得ること。まずはこの現実を受け入れて、そのための対策をしましょう。おすすめは、月々貯金に回せるお金を、2つの口座に分ける方法です。

1つ目は、「将来のための貯金」をする口座です。

この口座に貯めるお金は、将来の自分のための貯金になります。2年後に引っ越しをするための費用であったり、海外旅行に行くための蓄えであったり、マンションを買うための頭金であったり、本来の貯金の意味に近い目的です。

原則として「将来のための貯金口座」のお金は、将来なにかしら目的があり、すぐに取り崩す可能性は低くなります。そのため、すぐに引き出せないけど利率が少し高い、社内預金や財形貯蓄、銀行の定期積み立てなどを利用しましょう。

2つ目は、「突然の出費に備える」ための口座です。

この口座に貯めるものは、予想できない出費に備えるためのお金になります。

すぐに引き出す可能性もあるので、利息は考えず、換金性の高い口座を選びます。例えば、銀行の定期預金や、ゆうちょ銀行の定額貯金などを利用しましょう。

2つの口座に貯金する割合の決め方

(写真=Halfbottle/Shutterstock.com)

将来のための貯金と突然の出費に備える貯金の積立額は、「将来のための貯金口座」に貯金する額を多めに取りましょう。具体的には、およそ2:1を目安にします。

突然の出費に備えて貯めていたお金は、なにも起こらなければ将来のための口座に回せます。しかし、すぐに引き出せる口座を利用していることもあり、生活が苦しくなると、ついつい使ってしまうというリスクも残っています。

手取り収入が月25万円で、毎月4万円を貯金できる人ならば、将来のための口座に2万5,000円、緊急用に1万5,000円程度がいいでしょう。

ただし、突然の出費といっても、ある程度見通しが立てられるものもあります。例えば、自分が今使っているパソコンは5年使っているので、そろそろ使えなくなりそうだとか、来年あたり後輩や友人の結婚式に数回呼ばれそう、といったものです。

このように、貯金を取り崩すイベントが多そうだなと感じた場合、突然の支出に備える貯金の割合を多めに取るのもいいでしょう。

貯金は辛抱強く続けよう

貯金をする決心を固めた途端に、突然病気になって治療費がかかったり、せっかく貯金が貯まってきたのに、年末に断れない女子会が続いてしまったりすることがあります。このように、支出が毎月決まった額におさまらないケースはよくあることです。それは、決して皆さんの家計管理が下手なせいではありません。

突然の支出は当然あるものと考え、まず不測の事態に備えるための口座を作ってみて、辛抱強く貯金を増やす努力をしてみましょう。

文・松岡紀史(ライツワードFP事務所代表・ファイナンシャルプランナー)

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