この記事は書籍『年収400万円からの不動産投資で着実に稼ぐ秘訣』(高山一恵氏著)の内容を抜粋したものになります。

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※以下、書籍より抜粋

自宅と投資用物件、どちらを先に優先すべき?

自宅の購入が先か、投資用物件の購入が先かで迷っているという人も少なくないようです。投資用物件を購入する際、金融機関からローンを借りて投資すると思いますが、結果的には自宅のローンがない方が融資には有利です。
 
なぜでしょうか。例えば、投資用物件に投資しようとした場合、その人の融資枠が6000万円程度あるとします。もし、自宅の住宅ローンの残債が3000万円あった場合、シンプルに計算すると、投資用不動産のローンが組めるのは3000万円ということになります。

もちろん、投資する物件の価値によっては、融資の金額が低くなったり、融資自体が通らなかったりというケースもあります。
 
こういう理由で、最近では、自宅は賃貸を借りつつ、投資用不動産に投資するという人も増えてきています。
 
一昔前に比べて「何がなんでもマイホームをもたなくては」という風潮が薄れるなか、賃貸に暮らしながら投資用不動産を上手に活用するのは賢い方法といえます。
 
例えば、現役時代は、賃貸に暮らしながら、複数件の投資用マンションを購入して、定年までに投資用物件のローンが完済していれば、定年後は、家賃収入を年金の足しにできますし、いざとなれば自分がそこに住むこともできます。
 
さらに、介護が必要になったら、その物件を売却もしくは賃貸に出して老人ホームへ、という選択もできますね。
 
すでに家をもっている方が投資用物件に投資できないというわけではありませんが、まだ、持ち家をもっておらず、これから不動産投資を始めたいという場合には、不動産投資からスタートした方が、融資という観点からは有利になるといえます。

*POINT
投資用物件を先にした方が、人生の選択肢は広がりやすい
 

(画像=Webサイトより ※クリックするとAmazonに飛びます)

高山一恵(たかやま・かずえ)
ファイナンシャル・プランナー(CFP)。2005年に女性向けFPオフィス、株式会社エフピーウーマン創業。10年間取締役を務めたのち、株式会社Money&You取締役就任。講演活動、執筆、マネー相談などを通じて、女性の人生に不可欠なお金の知識を伝えている。不動産投資セミナーや不動産投資スクールの講師を務める一方、自身も不動産投資で資産形成を行い、実体験や顧客事例をもとにしたわかりやすい講演に定評がある。

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