2019年のゴールデンウィーク(GW)は10連休!せっかくなら遠出して楽しみたい気持ちでわくわくする反面、10日間も休みだと遊びに行くにもお財布が心配……という方もいらっしゃるかもしれません。ここでは、東京都内、関東近郊で無料開放されるお出掛けスポットを紹介します。特に5月4日、5日は土日にもかかわらず大人も子どもも無料で楽しめる動物園や公園、水族館があります。ゴールデンウィーク(GW)中に東京観光する人もぜひ参考にしてみてください。

ゴールデンウィーク(GW)、どう過ごす?

(写真=PIXTA)

2019年はゴールデンウィーク(GW)が10連休という方も多いのではないでしょうか。いよいよ新年号「令和」の時代が始まり、世の中がお祝いムードに包まれた休日になりそうですね。海外旅行に出掛ける人もいれば、ひたすら趣味に打ち込んだり、時間に縛られず自由に休日を謳歌したりと人それぞれ過ごし方があるかと思います。

しかし、連休になると、気付かぬうちにどんどんお金を使ってしまうことがあります。ここでは、ゴールデンウィーク(GW)を目前に、できるだけお金をかけずにお出掛けを楽しみたい人に向けて、無料で楽しめる首都圏のスポットを紹介します。

お金をかけずにお出掛けを楽しむポイント

(写真=PIXTA)

お出掛けにかかる費用は、交通費や食事代、お土産代、施設への入場料などが挙げられます。近場を選んだり、手作りのお弁当などを活用したりすれば、交通費や食事代は自分次第でやりくりできます。しかし、入場料は値引きしてもらうわけにいきませんよね。

実は、ゴールデンウィーク(GW)中の5月4日、5日の土日は祝日を理由に以下のような都営施設が入場無料になります。「入場料がかかるから……」という理由で普段はなかなか足を運ばない場所があれば、これを機会に出掛けてみてはいかがでしょうか。

GWに無料で楽しめる東京お出掛けスポット

(写真=PIXTA)

モノレールに乗って多摩動物公園

5月4日と5日はみどりの日と開園記念日によりゴールデンウィーク(GW)にもかかわらず誰でも2日間無料で楽しめる動物園です。都心から少し離れた日野市にあり、朝9時半から夕方17時まで開園していますが入園および入園券の販売は16時までなので注意しましょう。

園内は丘陵の地形を生かし、とても広々としています。自然公園ならではの雰囲気を1日かけて楽しみながら、動物の様子や季節感あふれる花や植物も楽しめます。多摩モノレールに乗って、行き帰りを含めて非日常感を味わえるスポットです。

一度は訪れたい恩賜上野動物園

東京を代表する動物園で、5月4日のみどりの日は誰でも入園無料、5月5日は中学生以下が無料です。

最近では東京都公式の都立公園ガイドアプリ「Tokyo Parks Navi」もあり、スマートフォンやタブレットを使って園内ガイドのほか目当ての動物情報にアクセスできます。音声や動画で生態を知ることができ、時間がない人や初めてでよくわからない人にはアプリがおすすめコースを教えてくれます。

上野動物園のメインともいえるパンダの可愛らしい仕草はぜひ一度見ておきたいところですが、無料公開日は行列ができるほど混雑するため、早めに行くことをおすすめします。

ちょっとした散歩なら井の頭自然文化園

井の頭自然文化園は動物園(本園)と水生物園(分園)に分かれており、5月4日のみどりの日は誰でも無料で入園できます。都心にありながら、無料公開日でも上野動物園や多摩動物公園ほど混雑しにくく、園内も広すぎないので混雑を避けたい人やちょっとした散歩を楽しみたい人におすすめです。

室内で楽しむなら葛西臨海水族園

JR京葉線「葛西臨海公園駅」から徒歩5分の位置にあり、5月4日のみどりの日は誰でも無料で入園できます。駅から歩いて水族館の3階部分の入り口から入り、エスカレーターを下って2階、1階部分を閲覧することができます。エレベーターとスロープが完備されているので、ベビーカーや車いすでも安心です。

地上30.7メートルにもなる大きなガラスドームが有名で、国内最大級のペンギン展示場として多種類のペンギンを観察できます。ほか600種を超える世界中の海の生き物たちが見られ、室内なので雨天でも楽しめるおすすめ無料スポットです。

こちらも都立公園ガイドアプリ「Tokyo Parks Navi」を利用でき、スマートデバイスで水族園内を散策できます。ちなみに「Tokyo Parks Navi」は、恩賜上野動物園、葛西臨海水族園、浜離宮恩賜庭園、六義園で利用できます。

大人の雰囲気を楽しみたい六義園

おなじく5月4日のみどりの日に無料公開される六義園。「りくぎえん」と読みます。園内には茶室や和室の施設もあり、ゆったりと落ち着いた雰囲気で日本文化に親しめる庭園です。

土日祝日の午前11時と午後2時には、無料で庭園ガイドを聴くことも可能。六義園は、文化財保護法により芸術上または観賞上価値の高い庭園として特別名勝に指定されており、ペット連れの入園はできません。4月中旬からはツツジが見ごろを迎え、時期が合えばゴールデンウィーク(GW)頃には園内の約30種1,000株のツツジを見られるでしょう。静かに散策したい人向けのお出掛けスポットです。

「東京・ミュージアム ぐるっとパス」を利用

(写真=PIXTA)

公園や水族館以外にも美術館や博物館を楽しみたい人は、「東京・ミュージアム ぐるっとパス2019」を購入する方法もあります。完全に無料ではありませんが、東京を中心とする95ヵ所の美術館・博物館等の入場券や割引券が1冊にまとまったお得なチケットブックです。

10連休という休暇を使って美術館巡りをするというのもいいですね。ぐるっとパスは観光センターや全95対象施設のチケット販売窓口で購入できます。

地方にも無料スポットはたくさんある

(写真=PIXTA)

ここでは首都圏のお出掛けスポットを紹介しましたが、首都圏以外にも平日・土日祝日問わず無料で楽しめる場所はたくさんあります。例えば、栃木県の「とちのきファミリーランド」や山梨県の「富士急ハイランド」は入園無料の遊園地です。

また、各地にある工場見学もおすすめです。入場無料にもかかわらず、お土産をもらえたり試食・試飲ができたりとおトクなサービスも。何にいくらかかるのか、きちんとお出かけ前に予算を決めることで、連休明けにお金の心配をせずに済みそうですね。

文・木村茉衣(ファイナンシャル・プランナー)

【こちらの記事もおすすめ】
苦しくない、続く「節約術」まとめ
40代シングル女性のリアル貯蓄と節約
目指せ食費1万円!「ゆる節約術」5選
デパコスのオトクな買い方
免税店で得する3つの裏ワザ
欧州旅行でデタックスを活用しよう