自分のキャリアアップにとって最適な環境を求めて転職を考えた場合、いつ、どんなタイミングで転職するのがベストなのでしょうか。転職に適した年齢と転職前の準備や注意点などをご紹介します。

そろそろ私もお年頃?キャリア形成を考える時期とは

職務経験を何年か積み重ねると、なりたい自分になるために今の環境や働き方はあっているのか、など自分の今後について考える時期が訪れるのではないでしょうか。

厚生労働省「平成 28 年雇用動向調査結果の概況」を見てみると、離職率は20代を含めた34歳以下の年齢層と60歳以上が高く、20代~30代半ばまでに次のステップのために行動している人が多いことが伺えます。

また、25~59 歳の各年齢層で入職率(採用率)・離職率がほぼ同率となっており、離職しても同じ程度採用もされています。年齢にかかわらず転職は可能ですが、年齢が若いほど入職率が高いため、ステップアップに転職が必要であれば早めに行動することが望ましいといえるでしょう。

転職をスムーズにする事前準備

スムーズに希望した企業へ転職するためには「転職目的・条件を明確にすること」と、「自己分析を行いや自分のキャリアを振り返ること」が必要です。

転職の目的や必要性は面接で主に聞かれる内容です。なりたい自分と、それを実現するために転職がなぜ必要となるのか納得のいく理由を話せるようにしておくことが重要です。

条件(収入や待遇、勤務形態など)は事前に決めておき、もしも希望が叶わない場合には何をどこまで妥協できるのかなど、自分なりに妥協条件を整理しておくと、判断しやすくなるでしょう。

条件は相場にもよりますので、転職サイト・転職フェア・転職エージェントの活用などによる情報収集が役立ちます。

また、転職を後悔しないように、これまでのキャリアを振り返り、自分の特徴を把握した上で、自分に合う企業を選択することが大切です。

転職する際の注意点

見落としがちなのは転職までのスケジュールです。退職までに必要な期間は企業により異なるため、就業規則の確認が必要になります。また、引継ぎに必要な期間も考慮しなければいけません。くれぐれも無理なスケジュールで、元の会社や転職先など周りに迷惑がかからないようにしましょう。

自分が望むキャリア形成のためには転職が必要な場合もあります。年齢を理由に諦める必要はありませんが、若いほど有利なことに違いはありませんので、しっかりと転職の準備をし、早めの行動で理想の自分に確実に近づくようにしましょう。

文・佐倉三月

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