同じ部署にいて仕事量もほぼ同じなのに、定時で帰宅する人もいれば遅くまで残業している人もいます。この差はなぜできてしまうのでしょうか。早く仕事を終わらせて残業ゼロにするための仕事のしかたや、時間の考え方などについて紹介します。

早く帰宅できる人と残業どっぷりの人の差とは?

同じ仕事量であっても、悩みすぎたり気持ちがうしろ向きであったり、効率を考えなかったりすると、どうしても作業に時間がかかってしまいます。一方、決断も行動も早く、モチベーションを高く保ってキビキビと働く人は早く仕事が終わります。

この差は一体何でしょう。両者の根本的な差、それは「意識」です。

たとえば残業が多い人は「残業するのが当たり前」、「残業しないと給与が減ってしまう」など、心のどこかで残業を容認していたり、日々の業務に忙殺されて効率化を考えることをどこか諦めていたりしているのではないでしょうか。一方、早く帰宅する人は残業をしないことを強く意識し、そのための工夫を行っているといえるでしょう。

残業ゼロを実現する3つのステップ

時間内に仕事を終わらせるには、以下の3つのステップが重要です。

1.整理・整頓をする

「物」や「情報」など、整理整頓します。また、仕事に優先順位をつけるなど「考え方」においても整理整頓して仕事環境を整えましょう。

2.タスクを書き出す

タスクは紙やパソコンなどに書き出して可視化し、ToDoまで落とし込みます。行動するためのハードルを下げることですぐに実行できるようにします。

3.「終わりの時間」を決める

終わりの時間を決めましょう。「少ない時間で成果を上げる」ことを意識するようになり、効率が上がります。

3つのステップを実行することで、自ずと意識も変わってきます。また、残業をなくすことは「収入減」ではありません。残業がないことはむしろステップアップのチャンスです。資格取得など、自分の価値を上げて自己実現につなげていくための時間になります。残業ゼロを実現し、生活の時間を充実させることで自己実現と収入アップにつなげていきましょう。

文・佐倉三月

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