(本記事は、米山彩香氏の著書『お金と時間の悩みが消えてなくなる 最高の時短』、KADOKAWA、2018年7月27日刊の中から一部を抜粋・編集しています)

【『お金と時間の悩みが消えてなくなる 最高の時短』シリーズ】
(1)やりたいことを見つけるために必要なポイントとは?
(2)実は「一度決めたことをやり通す」のは人生のムダ?
(3)「石の上にも三年」は無駄?超高速で無駄をなくす方法
(4)あらゆるメモを取っていた「メモ魔」がメモ取りを止めたワケ
(5)お金を生み出すのは「かけた時間」とは比例しない

※以下、書籍より抜粋

稼ぐ金額は「かけた時間」に比例しない

「理想の時間の使い方」をいま一度考える

ムダな時間を排除して、好きなことができる時間をつくり、その時間を守っていく……。

とはいえ、時短によってできた「好きなことができる時間」、自由な時間をどう使うかは、当然のことですが、人それぞれです。

ある人は、本業にさらに力を入れるためのさまざまなインプットの時間にするかもしれません。

また、ある人は、家族と一緒に過ごす時間にするかもしれません。

私の場合は、「好きなときに海外旅行ができて、ストレスフリーに生きていくための時間を得る」ことを目指し、それを実現できたわけです。

「誰かに時間を奪われない」のが一番大事なことであり、時間を何に使うかということは、まさに人それぞれ。
「時間は○○のために使うこと」という決まりはありません。

だから、自分が何のために効率よくタスクをこなすのか、何のために自分の時間をつくり、それを守ろうとしなければならないかは、常に意識するべきでしょう。

そう、自分の「大きなゴール」を常に考えるということです。 

ただ、「(効率的にタスクをこなすことによって)自由な時間はつくれるんだ」ということもまた、常に意識しておいていただきたいことです。

会社勤めをしていると、どうしても「時間を切り売りしている」という意識になりがちです。

長時間の残業があり、それでも収入が変わらない人は、自分が会社にいる時間で収入を割って、「自分の給料は時給にしたらこんなに安い」などと嘆くこともあるでしょう。

しかし、この「時間を切り売りしている」という思考こそが危険なのです。