(本記事は、米山彩香氏の著書『お金と時間の悩みが消えてなくなる 最高の時短』、KADOKAWA、2018年7月27日刊の中から一部を抜粋・編集しています)

【『お金と時間の悩みが消えてなくなる 最高の時短』シリーズ】
(1)やりたいことを見つけるために必要なポイントとは?
(2)実は「一度決めたことをやり通す」のは人生のムダ?
(3)「石の上にも三年」は無駄?超高速で無駄をなくす方法

※以下、書籍より抜粋

効果が出ないものはすぐに切り捨てる

超高速トライ&エラーで人生のムダをなくす

1つのことに全力で集中するのではなく、何でもやってみる……。

さまざまなことをやってみる中で、自分にとって得意で楽しいと思える、本当にやるべき作業は必ず見つかるはずです。

「何でもやる」というのは、この自分がやるべき仕事を見つけるための手段。

結果は二の次で、「これがやりたい」「これならできる」というものを探す段階といえます。

ですから、やってみて「結果が出る感触」が感じられないものは、すぐにやめてしまわなければなりません。 

たとえば私のようにネットでビジネスを展開しようとしても、もしあなたが「ブログを立ち上げて更新をする」という作業に苦痛を感じたりするようであれば、別のやり方にスイッチしたほうがいい、ということです。

ダイエットのために「毎朝ランニングをしよう」と決めても、どうしても走ることが苦痛だ、つらい……と感じたままならば、いつまでもランニングにこだわらず、別の運動方法を試してみたほうがいい、ということです。

それこそ「石の上にも3年」的な「やり続ければ結果が出る」という考え方もありますが、私の考える効率的な人生の時間の使い方は、「やらなくていいことはやらない」という、ムダを極力排除するもの。

自分がやるべきことだけやれば、それが近道である、ということです。

「結果が出る感触を感じられない」ものをやめるためには、「期限」と「数値」を基準に考えるといいでしょう。

もちろん、取り組むタスクによって目安とする期限は違います。

たとえば、10日かかっていた作業が3日で終わるようになったというように、ある程度回数を経るごとに作業時間が短くなっていく、それでいて、行っていて苦痛を感じない、というものは、自分に合ったタスクだといえるでしょう。

「数値」とはすなわち「成果」です。

やってみて、自分が思うような成果が出なかったものは、すぐに切り捨てるのです。

私が今の仕事で最近切り捨てたタスクは、「ポッドキャスト」の配信です。

もちろん、ポッドキャスト自体が情報発信の手段としてよろしくない、というわけではありません。あくまでも、私には合わなかった、ということです。

ポッドキャストは半年近く試みましたが、再生数がなかなか伸びない。

同時に行っていたユーチューブにラジオをアップするというやり方のほうが、数字的にも伸び率が高いものでした。ですから、ポッドキャストは切り捨て。

そこにかける時間は、別のタスクに回せる時間なのですから。

時間は、実際に効果のあることにフォーカスして使わなければなりません。