こんにちは。婚活FP山本です。

婚活初心者であるアラサー女性の多くは「なるべく年収の高い男性」を狙いますよね。

実際にそういう男性をゲットできるかどうかはさておき、少なくとも高年収な男性との結婚は「バラ色の人生」を連想する女性が多いのは当たり前のこと。

でも、運良くそういった男性をゲットした女性を追ってみると、意外に「バラ色の人生」にほど遠い生活を送っている人も少なくないのです。なぜなのでしょう??

今回は高年収男性と結婚して失敗した女性の実話を一例として、お伝えします。今、婚活をしている方、これから婚活をしようという方は、ぜひご参考にどうぞ。

年収1000万の男性と婚約!夢が膨らむ毎日!

ある都心部に20代の独身女性、彩香さん(仮名)がいました。彩香さんは中小企業に勤める身で、年収はどうにか300万円といったところ。

仕事は決して嫌いではありませんでしたが、できれば結婚したら専業主婦に……という願望を持っていました。

そんな彩香さんも気付けばアラサーと呼ばれる年齢に。

結婚願望はあったものの、それまで特に出会いを求める行動をしていなかったので、初めて婚活パーティに参加してみました。

そうしたらなんと1回目で運命的な出会いが!

お相手は大手IT企業に勤める少し年上の健太郎さん(仮名)。

もちろん健太郎さんの容姿や性格も良かったのですが、ホンネはやはり「1000万円という年収が魅力的で……」。

幸運にも健太郎さんも彩香さんを即気に入り、2人はお付き合いを始めることに!

彩香さんはお付き合い中、「もし健太郎さんと結婚できたら、きっと専業主婦にしてくれる。生活も凄くリッチになる」等々、バラ色の結婚生活に夢を描いていました。そして、夢を叶えるために健太郎さんに必死に尽くしました。

出会って半年後についに2人は結婚することになりました。

ようやくバラ色の生活を手に入れた彩香さん。……ですが、現実は思い描いていたものとは全然違うものでした。

理想はどこへ?あまりに違う現実に耐えられず

実は健太郎さんは、高年収だからこそお金の管理や考え方がしっかりした方だったのです。いわゆる堅実なタイプですね。

彩香さんが「専業主婦になりたい」と言えば「これから子供が産まれたら沢山お金が要るんだから」と辞めさせてもらえず。生活費などのお金の管理も別々。

「健太郎さんの稼ぎで悠々自適な幸せライフができる」と考えていた彩香さんにとっては想像もしていなかった現実でした。さらに健太郎さんは段々と「彩香さんのお金の使い方」にも口出しするように。

自分で稼いだお金すら自由に使えない現実に、少しずつ彩香さんは耐えられなくなっていきました。

一方の健太郎さんは「未来の子供のため」として、ますます「口撃」がエスカレート!

結局、2人は「金銭感覚の相違」を理由に3年もたずに離婚することとなりました。

幸か不幸か、子どもができる前の離婚だったので、お互いの傷は少々薄かったかもしれません。

(写真=Robsonphoto/Shutterstock.com)

未来を考えない人間は嫌われる、またはいずれ家計破たん!

あなたから見て、この健太郎さんという男性はどう映ったでしょうか?

専業主婦を夢見る女性はがっかりすると思いますが、実はこの健太郎さんの言動、FP的には圧倒的に正しいのです。

仮に健太郎さんが彩香さんの望むような生活をしていたら、この夫婦は幸せになれたでしょうか?

御察しの通り…… 答えは多くの場合で「ノー」となります。

なぜなら彩香さんの望む通りにしていたら、健太郎さんの言う教育費や老後対策への貯金が不足し、いずれ家計が破たんしてしまいます。

ちなみに「未来を考えない人間」は、男女を問わずに嫌われやすいものです。あなたは先を考えない浪費家な男性はお好きですか?

婚活中の女性はもちろん、そうでない方も、この機会に「なぜ年収1000万あっても専業主婦も、リッチな生活もダメなのか」を、未来のお金の動きを勉強しながら学んでいきましょう。

文・婚活FP山本(山本FPオフィス代表)/DAILY ANDS

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