青とオレンジの看板が目印の「東京スター銀行」は、個人向けにさまざまなサービスを提供している注目の銀行のひとつです。今回は、そんな東京スター銀行の金利水準やお得なサービスなどを解説していきます。

東京スター銀行はどんな銀行?

(写真=TierneyMJ/Shutterstock.com)

まず東京スター銀行の概要を確認しておきましょう。

2001年創業の比較的新しい銀行

東京スター銀行は経営破綻した銀行から営業を譲り受け、2001年から営業を開始しました。その後、引き出し手数料の無料化やいくつかの信用組合から営業を譲り受けなどし、営業圏を拡大していきました。

2014年にアジアで広く展開する台湾の銀行グループ傘下となり、現在では預金総額1兆8,000億円を超える中堅銀行となっています。

インターネットでも対面でも対応

東京スター銀行は対面店舗も広く展開していますが、インターネットバンキング・サービスも提供しています。忙しい方でも店舗に行くことなく、各種手続きが可能です。アプリも提供していますから、こちらを利用すればより簡単に資産管理ができます。

インターネットバンキングの「東京スターダイレクト」では、資産状況が一目で把握しやすくなっており、さらにチャット相談機能など手厚いサービスが用意されています。詳しくは後述しますが、より優遇を受けたい方はインターネットバンキングを利用したほうが良いでしょう。

東京スター銀行の金利をチェック

(写真=Andrey_Popov/Shutterstock.com)

銀行を利用するなら、やはり少しでも金利が高いほうがいいですよね。東京スター銀行の金利を確認してみましょう。

預金金利

普通預金は0.001%で平均並みです。ただ定期預金は0.025%あり、これは全国平均を上回っています。

住宅ローン金利

住宅ローンは団体信用生命保険つきで2.4~2.85%程度で高めですが、条件をクリアすると0.5~1.75%程度の金利まで下がります。

国土交通省の「平成29年度住宅経済関連データ」によると、2018年5月時点の住宅ローン金利は1.35~2.01%程度でしたので、条件クリア後なら金利は低めだといえそうです。

東京スター銀行の評判は?ATMでの手数料

(写真=PKpix/Shutterstock.com)

東京スター銀行は、ATMでの入出金時の手数料がお得と評判です。

まず出金について、東京スター銀行のATMは所定の時間内なら、何度でも無料で引き出せます。さらに、提携ATMでも月に8回までなら手数料分をキャッシュバックしてくれます。

手数料キャッシュバックの対象になるのは、ゆうちょ銀行ATM、セブン銀行ATM、ファミリーマートやローソンなどのコンビニにある提携ATMです。いずれも数が多いATMですから、急に現金が必要となっても、実質手数料無料でお金を用意できます。

一方、ATMでの預け入れは、東京スター銀行ATMはもちろん、ゆうちょ銀行ATMでも回数無制限で無料となります。

東京スター銀行をよりお得にする2つのポイント

(写真=Jennifer Lam/Shutterstock.com)

東京スター銀行は入出金の手数料をお得にできるうえ、金利水準も悪くもありません。これだけでも、選択肢には十分入りそうですが、さらにお得に使う方法があります。

給与の振り込みで金利が優遇

給与の振込口座を東京スター銀行に設定すると、金利の優遇が受けられます。普通金利は0.001%と全国平均並みだとお伝えしましたが、給与振り込みを設定すると、この普通金利が100倍の0.1%に優遇されます。

0.1%は各種定期預金を上回る金利で、預け入れの制限がない普通預金では極めて高い水準です。給与振込口座を指定できる企業にお勤めであれば、一度検討してみたいですね。

インターネットバンキングでより手厚いサービスが受けられる

先述しましたが、東京スター銀行を利用するならインターネットバンキングをおすすめします。

まず、振込手数料が月3回までキャッシュバックされるようになるので、実質無料で振込みができます。口座取引明細書を郵送しない設定にする必要がありますが、取引明細はアプリで確認できますからぜひ利用したいサービスですね。

次に、投資信託の手数料がお得です。手数料のかからない銘柄が多数用意されていますし、手数料がかかる銘柄でも、店頭より25%低く買うことができます。

他にも為替手数料の優遇など、店頭に比べて多くの手厚いサービスが用意されています。気軽に相談などもできますので、東京スター銀行を利用する場合はインターネットバンキングの登録をおすすめします。

各種手数料を抑えたい方は良い選択肢に

東京スター銀行は各種事務手数料を抑える仕組みがたくさん用意されています。できるだけ手数料を抑えたいと考えている方は十分選択肢になるでしょう。この記事が皆さんの家計の一助になれば幸いです。

文・若山卓也(ファイナンシャル・プランナー)

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