ライフコンサルタントの奥井まゆです。 人生の希望を叶えるために必要なのは「決めること」だと、私は考えています。今年出した著書のタイトルも『決めるだけ。』です。私自身、「決める」を貫いた結果、理想の仕事と結婚を実現することができたのです。 決めるのは「やること」だけでなく、「やらないこと」も決めるべき。
画像はイメージです(以下同)
幸せな結婚をしたいのに相手に出会えないなら、運命の人を逃してしまうような良くない言動を、知らず知らずのうちにしている可能性があります。 今回は、幸せな結婚に向かうためにも絶対にしてはいけない言動、つまり「やらない」と決めるべきことについてお話しします。
NG1.決定権を男性にゆだねる
例えば、男性とめぐりあってデートをすることになったとしましょう。その時に彼が完璧なエスコートをしてくれて、行先から食事のコース選び、お支払いまですべて彼に任せてしまう……。これは一見すれば幸せなデートですが、実は自己肯定感を下げてしまう行為なのです。
というのは、自己決定感(自分で決められるという感覚)は、自己肯定感の大切な要素だからです。 決定権を男性にゆだねていると、女性は「自分は選ばれている側だ」という感覚が強くなります。そんな風に卑下する必要なんてないのに、相手あってこその自分であると思うようになり、あまり性質のよくない男を捕まえてしまったり、幸福を感じることができなくなったりします。
まずは相手に決定権をゆだねず、「私が選んでいる」という意識を持ちましょう。自分で取捨選択を積み重ねていくと、自然と自己肯定感は上がり、素敵な男性との出会いにもつながっていくのです。
NG2.「いい男がいない」が口癖
私の知人に、しょっちゅう飲みに行っては「いい男がいない」とクダを巻くA子さんという女性がいました。彼女は可愛い人なのですが、出会う男性とはいつもセフレ関係にしかならないタイプ。
そんな彼女に私が厳しく説教をしたところ、一年前からアプローチをされていた全く好みじゃない男性からの誘いを受け入れました。なんでも、二日酔い状態でBBQに行った際、吐いてしまったA子さんの介抱を嫌がらずにしてくれたのだとか。彼の優しさに惹かれたA子さん、今は幸せな恋愛に没頭中です。
「いい男がいない」とグチる女性は、隠れた本心ではいい男が苦手です。無意識で、いい男を避けてしまうから「いない」のです。 ちょっと足りないダメな男性を承認することで、「この人には私がいなきゃ」と自分の価値を確認しようとする心理も働いています。自立した「いい男」相手だと、自分が必要とされているのか不安になってしまうのです。
自分の周りに「いい男がいない」と思う方は、「自分が満たされるのはどういう時なのか」を考えてください。そもそもそれがわかってやっと「自分にとってのいい男」に出会える準備が整います。 ダメな男を引き寄せてばかりの人は、自分の“無価値”観の解消を男性に求めず、男性に大切にされるために自分の本心を改めて知るべき。それが、あなたにとっての「いい男」と知り合える近道なのです。