5. 宮ノ越宿本陣 [宮ノ越駅から徒歩15分]
江戸時代、宿場町の中で大名や幕府役人などの公的な旅行者が休息・宿泊できる家のことを本陣と呼んでいました。本陣には、その町の問屋村役人の名主などが指定されることが多かったようです。木曽十一宿の中で本陣建物が残っているのは、この宮ノ越宿のみとなります。
本陣は入館無料。建物の中に入って自由に見学・休憩することができます。お手洗いも利用可能です。中には、木曽にまつわる資料が揃った読書スペースもあります。
6. 田中邸(田中家) [宮ノ越駅から徒歩20分]
田中邸は、もともと旅籠(はたご)を営んでいた古民家です。明治の大火で一度は消失しましたが、大火時に搬出された家具類と、隣村から運んだ建物部材を使用して再建されました。
田中邸の主屋は2階建てで、2階を1階部分よりも3尺張り出した「出梁造り」になっています。1階部分の格子と2階部分の障子戸の対比が美しく、伝統的な宿場の建築様式を伝えています。
田中邸も本陣と同様、無料で見学・休憩ができます。お手洗いも利用可能です。
7. 明治天皇御膳水井戸 [宮ノ越駅から徒歩20分]
この井戸は江戸時代末期の慶応2年(1866年)頃に宮ノ越宿住民の生活水を得る為に掘ったもので、昭和初期に水道水が整備されるまで利用されていました。明治13年(1880年)に明治天皇が中山道をご巡幸し、本陣で御小休された際、この井戸水を用いてお茶が献上されました。それ以来、この井戸は「明治天皇御膳水井戸」と呼ばれるようになりました。
最後に
ぜひ一度宮ノ越宿へ!
本記事では、宮ノ越駅から徒歩圏内の観光スポットをご紹介しましたが、もちろん車での観光も可能です。宮ノ越宿はこじんまりとしているため、車なら半日あれば回り切ることができます。
中山道歩きや木曽路宿場町巡りの中ではマイナーな方ですが、意外と見どころの多い宮ノ越宿。奈良井宿や妻籠宿(つまごじゅく)などのメジャーな宿場町はもう回ったよ、という方はぜひ一度宮ノ越宿へ訪れてみてくださいね!
注意点
2020年6月現在の宮ノ越宿には、徒歩圏内に飲食店がありません。もし1日かけて歩いて観光するのであれば、お弁当を持参することをお勧めします。
提供・トリップノート
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